犬にミネラルウォーターを飲ませても大丈夫?
ミネラルウォーターというと水道の水ではなく、ペットボトルに入ったお店で売っている美味しい水というイメージが強いのではないでしょうか。
ミネラルウォーターとはどのような水をいうのでしょう。
また、犬にミネラルウォーターを飲ませても大丈夫か?という事についてお伝えしようと思います。
目次
ミネラルウォーターってどんな水?
ミネラルウォーターとは、コンビニやスーパーなどでもたくさんの種類並んでいて、特に最近ではウォーターサーバーを置いている一般家庭も多くなりました。
また、種類もとても多くのものが流通しているので、パッと見ただけではどのような違いがあるのか少しわかりにくいですね。
ミネラルウォーターは国産の物、外国産の物とありますが、販売されている水は、国の規定による分類や含有する成分、質・風味などの違いによって、細かく分けることができます。
日本におけるミネラルウォーターの分類は、
に分けられています。
ミネラルウォーターの栄養
ナチュラルミネラルウォーターには、特にミネラルが豊富に含まれています。
ただ、含まれる成分は商品によりバラバラのようです。
含まれる成分は、
等の栄養成分が含まれたものと、
などが含まれた製品などがあります。
身体への影響や効果
ナトリウム
ナトリウムは、栄養分の吸収や血圧の調整や等を助ける働きがあります。
また、神経の情報伝達を行うときにも役立っています。
カルシウム
カルシウムは、歯や骨を形成する成分です。
カルシウム不足になると、骨粗しょう症や糖尿病等の症状を引き起こす可能性があります。
マグネシウム
マグネシウムの役割は、体内の酵素のサポートです。
エネルギーの代謝、体温の調整、タンパク質の合成、血糖値の調整などを行うのが主な働きです。
そのため、糖尿病や心臓病予防などにも効果が期待できます。
カリウム
細胞の代謝や筋肉の収縮などの働きを促進するのがカリウムです。
不足すると、筋力量や反射の低下、腸閉塞症といった症状を引き起こす場合があります。
犬への影響や効果
大切な愛犬が口にするものを人間と同じ質の物を与えたいと気を配る飼い主さんが増えてきました。
私もそのように思い、以前は愛犬にミネラルウォーターを与えた時期もあります。
ミネラルが多いのが良くない理由
しかし、犬にミネラルウォーターを飲ませるのはよくないという事も耳にするようになり調べてみた所、多く(長期間)与えるとミネラルウォーターに含まれる成分が蓄積されてしまうという事のようでした。
ミネラルウォーターにはカルシウムやカリウム、マグネシウム等のミネラル分を多く含んでいるので、長期的に摂取し続けるとミネラルの過剰摂取になってしまい体の中に結石を作りやすくしてしまい、尿結石(膀胱結石)や尿結症を起こしてしまう可能性があるからです。
与えた方が良い物か、良くない物か
それでは、ミネラルウォーターは犬に与えて良いものなのでしょうか。
臨機応変に活用するのがおすすめ
しかし、ペットボトル入りのミネラルウォーターは持ち歩きにも便利なので夏場のお散歩中の飲み水として、また最近は愛犬と一緒に旅行く飼い主さんも多いと思います。
旅行の移動中の飲み水としてミネラルウォーターを飲ませるくらいなら問題ないと思います。
まとめ
日本の水道水は、衛生が保たれるように塩素を使ってコントロールされています。
飲み水にするにはその塩素が気になるという方もいらっしゃると思います。
気になる方は浄水器等を通した水道水を与えても良いと思います。
お留守番の時に置いておく水は水道水、ごはんの後のガブガブ飲む水は浄水器を通した水、お散歩中、旅行の移動中に飲む水はペットボトルのミネラルウォーター等、その時々で使い分けてあげるのが良いと思います。
また、お店に並んでいるミネラルウォーターには、硬度や含有ミネラルの種類、含有量が表示されています。