犬にスポーツドリンクを飲ませても大丈夫?
スポーツの時や、夏の暑い日の水分補給に適しているスポーツドリンク。
最近では、色々な種類の物がありますね。
スポーツドリンクとはどのような飲み物なのでしょうか。
また、犬がスポーツドリンクを飲んでも大丈夫か?と、いう事についてお伝えしようと思います。
目次
スポーツドリンクってどんな飲み物?
スポーツドリンクとは、身体に水分を効率良く補給させ、さらに体に負担をかけないように考えられて作られています。
スポーツの時に失われやすいカリウムやナトリウム等の電解質やマグネシウムやカルシウム等のミネラル分を含んでいます。
体液に近い浸透圧で、胃腸への負担を掛けないように配慮されて作られています。
運動時の回復に役立つ成分がバランス良く含まれる
最近では、各種アミノ酸類やビタミン類などを添加したさまざまなスポーツドリンクが多く販売されています。
スポーツドリンクの栄養素
スポーツドリンクに含まれている栄養素は、
等が含まれています。
種類によっては、ビタミン類が添加されています。
身体への影響や効果
スポーツをしていると汗によって、体内の水分が失われるので、水分補給がとても大切です。
水分は身体の約60%を占めていて、生命を維持するために欠かせないものです。
体内の水分が失われると、熱中症になり脱水症状が起こります。
スポーツドリンクは、糖分の浸透圧の関係で、普通の水よりも身体の細胞への吸収率が良いので、運動中の水分補給にはとても適している飲み物なのです。
効率良く電解質を補えるのも特徴
また、エネルギー意外にも電解質の補給も大切です。
電解質とはナトリウムやカルシウム、カリウム、マグネシウム等のミネラルの事です。
電解質は体内で、細胞の浸透圧の調節、筋肉細胞や神経細胞の働きに大きく関わります。
スポーツドリンクは水分補給とともに糖質も補給することが出来るため、エネルギー補給ができ、電解質の補給もする事ができる、とても優れた飲み物なのです。
犬への影響や効果
水分補給に優れているスポーツドリンクは、犬に与えても良いのでしょうか。
気をつけなくてはいけない理由は、スポーツドリンクには糖分や塩分が含まれていて、犬にとっては糖分、塩分の取り過ぎになってしまうからです。
熱中症対策にも有効
夏場は、犬も熱中症になってしまう事があります。
犬の熱中症(脱水症)は、
などが発症しやすいようです。
熱中症になってしまったり、食欲不振で少しでも糖分を摂取させたい時の応急処置的な場合での水分補給に気をつけて利用してみましょう。
塩分の過剰摂取にならないように注意!
人間も塩分の摂り過ぎは身体に良くないですが、犬にも塩分はあまり良くないです。
血液に吸収しやすいのは糖分で、塩分は濃度が濃いため、腎臓などに悪い影響を与えてしまう可能性があります。
どのように与えるか
私は犬の飲み物としては、やはり水が良いと思います。
しかし愛犬が脱水を起こしてしまった場合等、緊急の時に飲ませる場合には与えても良いと思います。
犬にスポーツドリンクを飲ませる時には、3~4倍くらいに薄めて与えると良いでしょう。
常用するのではなくて、愛犬の体調のため応急処置的に使って下さい。
そしてキンキンに冷えた物ではなく、常温から少し冷たい程度の物を飲ませてあげて下さい。
まとめ
犬は人間よりも暑さに弱く、地球温暖化の影響で、日本の夏は酷暑になってきています。
まずは熱中症にならないよう、対策をしてあげましょう。
最近では、ペットショップに行くと犬用のスポーツドリンクも売られているようです。
やはり愛犬に与える場合には、犬用に作られた物を与えた方が良いと思います。
しかし愛犬が熱中症を起こした時等、緊急性がある場合には犬が口にしても大丈夫なように水で薄めて対応してあげましょう。
そして応急処置の後には獣医さんへ相談して下さい。