犬にハーブティーを与えても大丈夫?
ハーブは「香草」とも呼ばれ、強い香りがあるようなイメージがありますね。
ハーブティーとはどのようなお茶なのでしょうか。
「ハーブティーを犬に与えても大丈夫?」という事についてお伝えしようと思います。
目次
ハーブティーとはどんなお茶?
ハーブはヨーロッパ中世の時代、香りを持つハーブが魔よけになると信じられていました。
現代でもハーブにはさまざまな効果があると言われていて、アロマテラピーやハーブティーでハーブを生活に取り入れて健康に役立てたり、香りを楽しんだりしています。
一般的に「お茶」というと、お茶の葉を使うお茶を思い浮かべる方が多いでしょう。
ハーブティーとはお茶の樹の葉は使わず、病気の治療や予防に効果があるとされていた植物の葉や種子、花、茎、根、樹皮など、植物の一部または全草を使います。
飲み方はその植物を生のままや乾燥させ、ポットに入れて熱湯で蒸らしお茶として飲みます。
ハーブティーの栄養素
ひとことにハーブと言ってもハーブの種類にはとても多くの種類があり、ハーブによって期待できる効果も異なります。
ここでは犬にも与えられて効果が期待できるハーブを挙げてげていきたいと思います。
ミントティー
ミントは一度に摂取する量が少ないので、栄養の摂取といった考え方にはあまりできません。
ミントは、シソ科ハッカ属の多年草の植物です。
ペパーミント
ペパーミントはスーっとした爽やかな香りが特徴で和名はコショウハッカとかセイヨウハッカとも呼ばれています。
ペパーミントにはメントール、フラボノイドやタンニン、ミントポリフェノールといった機能性成分が含まれています。
カモミールティー
キク科の植物で、ジャーマンカモミール(一年草)と、ローマンカモミール(多年草)の2種類があります。
和名はカミツレと言います。独特の香りがあります。
栄養成分はアズレン、クミンアルデヒド、フラボノイド、コリン、タンニン、脂肪酸、アミノ酸などが含まれています。
身体への影響や効果
まず、ミントですがペパーミントに含まれるメントールは、独特のスーっとしたハッカ臭と清涼感、強力な抗菌作用があります。
効能としては、消化を促進してくれる働き、鎮痛作用、殺菌効果があります。
カモミールの効果は、まずアズレンには、キク科植物の精油成分で炎症を抑えてくれる作用があります。
皮膚を刺激から守り、膀胱の炎症、気管支の炎症などの症状を和らげてくれます。
カモミールティーの蒸気を吸入することによって、鼻づまりの症状等が軽くなると言われています。
また心身をリラックスさせる効果があり、寝る前にカモミールティーを飲むとよく眠れるようになったり、洗髪の時にカモミールティーをリンスとして使用すると、髪につやが出るそうです。
犬への影響や効果
犬にハーブを与えると言っても種類により良い効果が期待できる物、与えない方が良い物もあるのでなかなか難しいかもしれません。
しかし先ほど紹介したペパーミントとカモミールは与えても良いハーブと思われます。
与えた方が良い物か、良くない物か
犬に与える水分は、やはり水が一番良いと思われるので水の変わりにガブガブ飲ませる事はおすすめしません。
と思います。
犬に与える場合どのように与えるか
犬種による体格差、また個体差を考えながら、まず人間が飲む濃さでそのまま与えるのはやめましょう。
歯磨きやおもちゃに活用するのもおすすめ
私は、殺菌効果とスッキリ感を期待して、愛犬の歯磨きの時にペパーミントのハーブティーをコットンに染み込ませて歯磨きを行っていました。
他にも犬のおもちゃを拭くときに布に染み込ませ、拭いてあげても抗菌効果が期待できて良いでしょう。
まとめ
炎症などをおさえたり、殺菌・抗菌効果も期待できるペパーミントとカモミールのハーブ。
愛犬の身の回りの衛生管理でも市販の消臭殺菌スプレー等よりも自然に近い感じで安心して使えますね。
愛犬の事をよく考えてあげながら、上手に取り入れてあげて下さい。
ただ、個体差がありますので中には合わない子もいると思います。
使用後、愛犬の様子がおかしいなと思った時にはかかりつけの獣医師に相談して下さい。