犬が日本茶を飲んでも大丈夫?
現在では日本産の紅茶や烏龍茶なども時々見かけられるようになりましたが、日本で生産されているお茶のほとんどが緑茶です。
日本茶を飲むと「ほっ」と癒されますね。
緑茶はさまざまな成分を含んでいて、健康にもたくさんの良い効果を持っていると言われています。
そのような日本茶とはどのようなお茶なのでしょうか。
また、犬が日本茶を飲んでも大丈夫か?という事についてお伝えします。
目次
日本茶ってどんなお茶?
お茶の樹は日本茶も紅茶も烏龍茶も、同じツバキ科のカメリアシネンシスという学名を持つお茶の樹からつくられます。
品種をアッサム種と中国種に大きく分けられていいますが日本茶に向いているのは中国種です。
その日本茶の中でもやぶきた、あさつゆなど沢山の種類があり産地の風土に根ざした各地の特徴があり、飲み比べて見るのも楽しいですね。
製造方法でお茶の内容が変わってくる
またお茶は製造方法によりお茶の種類が変わってきます。
日本茶も紅茶も烏龍茶も同じ植物からつくられているお茶ですが、日本茶を含む緑茶は不発酵茶で熱を入れて発行を止めます。
お茶の葉の育て方や発酵を止める時の熱の入れ方や製法により同じ日本茶の中でも煎茶、玉露、釜炒り茶、玉緑茶、番茶、ほうじ茶などに分類されます。
その時々のお食事内容やお菓子によって合うお茶を選び素敵な食事やティータイムを過ごしたいですね。
日本茶の栄養について
日本茶にしか含まれていない大切な成分はカテキンとテアニンです。
他には以下の成分などが含まれています。
日本茶の身体への影響や効果について
日本茶の身体に良い成分はまず何といってもカテキンです。カテキンには
に効果があると言われています。
他にもカフェインには眠気や疲労感の除去作用があり上質な旨みの成分であるアミノ酸の多くはテアニンで脳をリラックスさせる効果があります。
日本茶を犬に与えても良いか。
人間にとっては健康に良い効果がたくさん期待できる日本茶ですが、犬に与えてみるのはどうでしょうか。
日本茶にはカフェインが多く含まれています。
カフェイン中毒はけいれんなどを起こしてしまう可能性があり犬の健康を損ないます。
犬のおやつを取り扱っているお店には、緑茶の成分が含まれたおやつ等も販売されています。
これらはカフェインを抜いていて、お茶の有効成分を配合している物なのでカフェイン中毒になる心配はありません。
もし飲んでしまって異変が起きたらすぐに病院へ
日本茶には苦味があるので犬にとって好まない味であるため犬が自分から口にする事はあまりないと思われます。
もしも犬が日本茶を口にしてしまった時には、様子を注意深く確認しいつもと違った様子が見られた時にはすぐに獣医師へ相談して下さい。
カフェイン中毒の症状は
などです。
また、日本茶にはシュウ酸が多く含まれています。シュウ酸は結石の原因になることがあります。
まとめ
人間にとって日本茶は健康に良い成分を豊富に含み、味も香りも良い飲み物ですが犬にとっては害になってしまいます。
まずは中毒を起こさない事が大切なので日本茶や日本茶の含まれた食べ物を与えたり犬の届く所へ置いたりしないように気をつけましょう。