トイレの失敗した時の対処法
愛犬がトイレを失敗した時に叱ってはいけないといろいろなしつけ手法で紹介されています。
でもたびたび繰り返されるトイレの失敗やトイレをしてほしくない場所でのトイレはつい叱りたくなってしまうのも仕方がありません。
愛犬がトイレの失敗をした時に、飼い主さんがとるべき対処法は以下のものがあります。
このように、すぐ叱らないで落ち着いて行動することが大切です。
今回は愛犬がトイレを失敗しても叱らずに対処する方法や家族がとるべき対処法をご紹介させていただきます。
目次
トイレを失敗した時は愛犬を無視する
愛犬がトイレを失敗した時は叱るのではなくあえて愛犬を無視しましょう。
この理由は下記です。
愛犬がトイレを失敗した時はあえて声をかけたり、叱ることをせずに黙ってその場を片付けておきましょう。
消臭剤ではなく苦みのあるしつけスプレーも活用する
トイレの失敗を何度も同じ場所で繰り返すことがあります。
愛犬にとっては前回のトイレ後のアンモニア臭が残っているので条件反射的にトイレをしてしまうのですが家族にとっては深刻な悩み事です。
犬の嗅覚は人間の数千倍もあるといわれていますから、私達人間では感知できないわずかなアンモニア臭も感知してしまうのですから仕方がありません。
でも犬はトイレをする時、必ずその場の臭いを確認しています。
この習性を利用しトイレの失敗対策を講じてみましょう。
今度からはトイレの失敗箇所に犬用しつけスプレーを吹きかけておきましょう。
犬用しつけスプレーとは犬が嫌う苦みのある臭いがついています。
このスプレーをかけておくと、次に愛犬がトイレをしようとその場の臭いを嗅いだ時に苦手な臭いを感知します。
その結果、愛犬はその場がトイレに適さないと理解し、その場でトイレをしないようにと考えてくれます。
この方法なら愛犬を叱らずに済むでしょう。
しつけ用スプレーの臭いは時間が経つと薄れてしまうので、効果を維持するためにも愛犬に気がつかれないように何度か繰り返し吹きかけておくと効果的です。
トイレを失敗した時は愛犬を別場所へ移動させ片付ける
愛犬が家中でトイレを失敗した時は、愛犬の目の前でトイレの片づけをしてはいけません。
すぐにでも片付けを始めたくなりますが、愛犬を別場所に呼び寄せてから片付けを始めましょう。
愛犬を移動させる場所はトイレの失敗場所が見えない場所です。
つまり飼い主が片付けをする様子を愛犬には見せず、次に愛犬がその場に来た時はトイレは跡形もなくなっている状況を作ります。
愛犬の失敗したトイレを飼い主が慌てて片付ける、駆け寄ってきてくれることで愛犬は飼い主の関心を惹くことができたと勘違いをしてしまうことがあります。
このような誤解はトイレの失敗を繰り返す原因になるので、あえて冷静な態度で愛犬を別場所に呼び寄せ、愛犬が見ていない隙に片付けを終えてしまいます。
もちろんこの時も愛犬を叱りません。
叱られても愛犬はその理由を理解できないからです。
愛犬が家族の指示に従い、スムーズに別場所へ移動をしたら、移動したことをきちんと褒めてあげれば十分です。
トイレの場所や作り方を見直す
犬は元来とてもきれい好きな動物です。
下記の場所がトイレで汚れることをその本能から嫌がります。
決して犬がトイレの場所を覚えていないことが原因ではありません。
もし愛犬がなんどもトイレを失敗したり、毎回トイレ以外の同じ場所でトイレをしてしまう場合は、今使用しているトイレの形状や場所、作り方に問題がある可能性もあります。
トイレは犬が唯一無防備になる瞬間です。
愛犬はたとえ信頼している家族が相手であっても無防備な姿を見せたくないと感じています。
トイレは家族の行き来が少ない静かな場所にそっとおき、愛犬が安心して使えるよう考えてあげましょう。
トイレの失敗は叱る前に原因を考えてください
トイレの失敗が続くときは、安易に愛犬を叱らずになぜ失敗してしまうのかという原因を考えてみましょう。