犬に杜仲茶を与えても大丈夫?
杜仲茶はダイエット時に向いているお茶と聞いた事がありませんか?
飲むと1時間ほどのウォーキングと同じくらいの効果があるとも言われているようです。
杜仲茶には中性脂肪や内臓脂肪を減らす効果が認められ、メタボ撃退のお茶として注目されています。
その杜仲茶とはどのようなお茶なのでしょうか、また犬に飲ませても大丈夫かという事についてお伝えしようと思います。
目次
杜仲茶とはどんなお茶?
杜仲茶とは、杜仲という中国原産の落葉高木の葉を原料としたお茶です。
杜仲の葉は漢方薬としても使われています。
そのため杜仲茶にはさまざまな効能があることが分かっています。
日本でも人気の高いお茶
日本でも1990年代に一度ブームの時期があり、一般的に飲まれるようになりました。
最近、ペットボトルの飲料でも「脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにする」というようなトクホ(特定保健用食品)飲料が増えています。
なんと、杜仲茶はトクホの第一号に認定された飲み物なのです。
杜仲茶に含まれる栄養素
杜仲茶にはミネラル類、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウム、マグネシウム、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンCのビタミン類などが含まれていて他に、ゲニポシド酸、アスペルロシドという杜仲茶独自の成分が含まれています。
成分の多くはゲニポシド酸です。
杜仲茶の身体への影響や効果
ここでは人間に関しての杜仲茶の身体への影響や効果についてピックアップしていきます。
ゲニポシド酸の働き
杜仲独自の成分であるゲニポシド酸には副交感神経を高める働きがあります。
この効果が血管の筋肉を緩めて血管を広げます。
血管が広がると血圧が下がり、高血圧など様々な生活習慣病の予防をしてくれます。
アスペルロシドの働き
もう一つの杜仲独自の成分であるアスペルロシドは、小腸で胆汁酸の分泌量を増やします。
胆汁酸は筋肉、肝臓、褐色脂肪細胞など脂肪を燃やしやすい細胞に働きかけ、脂肪の代謝を活発にします。
そうすると基礎代謝が高まり、内臓脂肪が減りやすくなるのです。
アディポネクチンの働き
また、アディポネクチンという超善玉ホルモンの効果でホルモンの分泌を促す効果があるもあります。
アディポネクチンはインスリンの働きを助けるため、血糖値の急な上昇を緩やかにし、糖尿病予防につながります。
犬への影響や効果
さまざまな効果が期待できる杜仲茶ですが、犬に与えても良いのでしょうか。
現在はお店に行くと犬の美味しそうなおやつがたくさん並んでいたり、本屋さんに行くと手づくりごはんやおやつのレシピ本が並んでいて、色々食べさせてみたくなってしまいます。
犬達も、可愛い顔で催促されたり、美味しそうに喜んで食べる愛犬の顔を見るとついつい食べさせすぎてしまい、肥満の犬も多いですね。
肥満や生活習慣病予防につながる杜仲茶を愛犬に与え、少しでも効果があれば嬉しいですね。
犬に与える場合、どのように与えるか
愛犬に杜仲茶を与えるには、どのように飲ませるのが良いでしょうか。
個体の好みや体質があるので、まずは少しずつ様子を見ながらあげてみましょう。
そして原液ではなく、人間が飲む濃さの2~3倍くらいに薄めたお茶で常温の物から飲ませてみましょう。
まとめ
犬に杜仲茶は与えても大丈夫な飲み物です。
そして、肥満や生活習慣病予防につながる効果が期待できる嬉しいお茶です。
しかし、犬にも人間と同じような効果は期待できるかもしれませんが、薄めて飲ませたり、人間のようにたくさん飲めないので効果は多く期待せずに、水分補給として与えてみて「少しでも効果があったら良いな」という気持ちで飲ませてみるのが良いと思います。