犬にトマトジュースを飲ませても大丈夫?

夏の太陽をたくさん浴び、真っ赤に熟したトマトは美味しいですね。
その、トマトを使って作ったジュースがトマトジュースです。
そのまま飲んでも美味しく、料理にも使えるトマトジュースはどのような飲み物なのでしょうか。
また、犬にトマトジュースを飲ませても大丈夫か?という事についてお伝えしようと思います。
目次
トマトジュースってどんな飲み物?
熟したトマトをギュッと絞り裏ごしして、作ったジュースがトマトジュースです。
食塩を加えたものも売られています。
そのまま飲むのが一般的な飲み方ですが、お酒と割ってカクテルにしたり、野菜スープに加えてミネストローネにしたり、いろいろな使い方があります。
トマトジュースの栄養素
トマトジュースには、何といっても大切な栄養素である「リコピン」が多く含まれています。
他にもカリウム、ビタミンC、食物繊維、グルタミン酸、食物繊維、ケルセチン、クエン酸、りんご酸等が含まれています。
身体への影響や効果
人間の場合ですが、トマトジュースがどう人間に影響するか?についてご紹介していきます。
リコピン
トマトの赤い色は「リコピン」という成分の色です。
リコピンは熱に強く、すぐれた抗酸化作用を持っています。
また、抗酸化作用は、βカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上と言われています。
トマトジュースには、リコピンがたくさん含まれているのです。
リコピンを効率的に取るにはどうしたら良いのでしょうか?
リコピンは、油に溶けやすい性質があります。
そのため、油を使う方法で調理すると、リコピンの吸収がぐんと高める事ができます。
リコピンは熱に強いため、煮込んだり、炒めたりしても成分が壊れてしまう心配もありません。
そのため、オリーブオイルなどと一緒に料理に使うことがおすすめです。
ビタミンC
ビタミンCには、抗酸化作用があります。
また、コラーゲンを体の中で作る際に欠かす事のできない栄養素です。
コラーゲンは、体の細胞を繋ぎ合わせて丈夫な骨を生成する働きがあります。
さらに、免疫機能を高める、ストレスを軽減する、ホルモンの生成を促進する、メラニンの生成を抑える働きも期待できます。
カリウム
カリウムには、ナトリウムとともに細胞の浸透圧を維持・調整する働きがあります。
欠かせない栄養素です。
また、取りすぎたナトリウムの排出を促す作用があるので、血圧上昇を抑制、老廃物の排出を促すという作用もあります。
そのほか、体に溜まった不要な水分を外に排出してくれるのでむくみ防止にもつながります。
犬への影響や効果
体に良い効果が多く期待できるトマトジュースですが、犬にトマトジュースを飲ませても良いのでしょうか。
意外に、野菜好きな犬は多いようです。
そのアルカロイドに気をつければ、トマトには犬の身体にも良い成分も含まれているので、適量を与えて良い効果を期待できるでしょう。
ただし、愛犬に与える際には必ず塩分が入っていない、無塩のトマトジュースをあげましょう。
ガン予防にも役立つ
トマトに含まれているリコピンには、ガン予防効果もあります。
ガン細胞にとっての最高な環境というのが、活性酸素が溜まった所と言われています。
リコピンは、その活性酸素へ直接働きかけるので、ガン予防にもつながるのです。
現代は、犬も長寿になりましたが、健康で長生きしてもらいたいですね。
上手に愛犬の食生活に取り入れてあげて下さい。
どのように与えるか
愛犬にトマトジュースを与える場合、どのように与えれば良いでしょうか。
愛犬にトマトジュースを与える場合には、いくつか注意が必要です。
下痢やアレルギーに注意
与えすぎると下痢をしてしまう可能性があるので、与える量に気をつけましょう。
そして、個体差はありますが、中にはアレルギーを持っている子もいます。
まずは、ほんの少し、舐めさせてみる等し、様子を見てください。
様子がおかしい時には、獣医師に相談・診察を受けて下さい。
野菜スープに活用するにもおすすめ
私は、愛犬にときどき、野菜スープを作って食べさせています。
その、野菜スープのスープにトマトジュースを少し足して、与えていました。
まとめ
病気にならないための身体づくりやダイエット効果等、トマトジュースには犬にも人間にも良い効果がたくさん期待できます。
食生活に上手く取り入れて、美味しく健康な身体づくりをしましょう。