無駄吠えに対するしつけの方法
愛犬の無駄吠えは家族にとって何よりの困りごとですね。
様々なしつけ手法を試してみてもまるで効果がないと諦めている方も多いでしょう。
吠えている犬を一瞬で黙らせる方法は熟練の訓練士でさえ難しいといわれるほどです。
無駄吠えを完全にゼロ回にすることはできませんが、これまでよりも吠える回数や時間を短縮できるよう取り組んでゆきましょう。
このような具体的な対策を知っておくことが、無理なく無駄吠えを止めさせやすくなります。
今回は家庭でできる無駄吠え解消の方法をご紹介させていただきます。
無駄吠えには具体的な行動指示が効果的
これまで愛犬が無駄吠えをした瞬間にどんな声をかけていますか?
多くの方は下記の言葉が思い当たるのではないでしょうか?
まず「やってはいけない」無駄吠えに対する人間のリアクション。
状況によっては愛犬は家族も自分と一緒になって他犬に吠えているのではと勘違いしてしまうこともあります。
これでは家族がどんなに厳しい声で叱ってもまるで無駄吠え解消の効果は期待できません。
無駄吠え解消に効果がある言葉
無駄吠え中の愛犬にかけるべき言葉は下記です。
愛犬に無駄吠えを止めて別の行動をするように指示をします。
これなら愛犬は家族の意図をスムーズに理解でき自分がとるべき行動に移ることができます。
ちなみに犬はお座りやフセの姿勢では吠えることができません。
これは犬の骨格や声帯に関係する仕組みです。
無駄吠え解消には日ごろの練習が大切
愛犬の無駄吠えを少しでも早く止めさせるには、普段から愛犬にお座りやフセの練習をさせておく必要があります。(参考:おすわりのしつけ方法と注意事項)
お座りやフセは食事の直前にだけでできるというご家庭も多いでしょう。
でもこれからはお座りやマテは食事以外の場面でも家族の声に反応し出来るよう練習を重ねましょう。
家族がリビングでくつろいでいるときはもちろん散歩やドッグランやドッグカフェでも都度練習をします。
屋外では周りに気が散ってしまいなかなか上手にできないというケースや何度言っても愛犬が座ってくれないとうケースもあります。
でも無駄吠え解消のためにはここで家族が諦めてはいけません。
どんな場面であっても必ず家族の言葉を聞き取って行動に移せるよう練習をしましょう。
簡単に取り出せるオヤツの携帯も習慣化
愛犬は家族が思う以上に賢い存在です。
お座りやマテという言葉はどんな状況でも必ず聞き取れていてどうすべきか理解ができています。
ただ自分の意志で座りたくないと思っているにすぎません。
つまりお座りやフセができないのではなく、愛犬がしたくないと思っているにすぎません。
これではさらに難しい無駄吠えを止めることも当然できません。
これからは自宅はもちろん散歩やお出かけの時は愛犬のオヤツを少量持参しましょう。
お座りやフセの練習の時はこのオヤツで愛犬の意識を集中させご褒美も忘れずに与えます。
この方法が習慣化されると愛犬は無駄吠えの最中でもオヤツを期待してお座りをしてくれるはずです。
この方法は何度も繰り返し練習をして愛犬にオヤツをもらえるということを期待させることが成功のカギです。
無駄吠え解消には複数の手法を活用
深刻な問題化しやすい無駄吠えの解消には複数の手法を状況に応じて使い分けましょう。
具体的な方法と場面は下記です。
しつけ手法としては正解ですがこの方法が屋外では通用しません。
肥満気味な愛犬に毎回オヤツを与えるのも気になるところでしょう。
無駄吠えは愛犬にとって条件反射的な行動ですからあらゆる場面で突発的に起こります。
家族は都度状況を判断しその場面でベストと思える手法で無駄吠えに対処しましょう。