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ボディコントロールとはいったい何?正しいボディコントロールの知識

ボディコントロールを知っていますか?
今回紹介するのはスポーツ選手が行うものではなく、飼い主が愛犬に対して行うものです。

知らない人も多いのですが、ボディコントロールは犬の命を左右することもある大切なもの!
正しいボディコントロールの知識を持って、愛犬を守ってあげてください。

 

ボディコントロールとは?

犬のボディコントロールとは、人が犬の体のどこに触れても犬が抵抗しないよう、しつけることです。

あなたの犬は撫でられるのが好きですか?
口や首、腹、足、尻、尾などに触れても抵抗しませんか?

もし抵抗することなく、なされるがまま全て身を任せる状態なら、あなたの犬はあなたに全幅の信頼を置き、あなたをリーダーと認めて服従することを喜んで受け入れています。理想的ですね。

ですが、もし撫でる飼い主の手に噛みついたり、逃げたりするならボディコントロールで撫でられることに慣れさせましょう。

 

触れられることに慣れさせるには

体をマッサージするように撫でながら、色々な場所に触れられることに慣れさせ、飼い主に安心して身を任せるようにしつけます。

犬は群で生活していた動物で、群の中では自分より強いものに従います。

犬は自分より強いものに対し、尊敬・服従の印として毛繕いするように舐めたり、仰向けになって弱点であるお腹を晒して反抗しない・抵抗しない意志を示します。

犬が飼い主に対して仰向けになってお腹を見せ、触られることを許すなら飼い主の方が優位に立っています。
しつけをスムーズに進めるためにも、全身、どこに触れられても抵抗しない、お腹を見せてくれる犬に育てましょう。

 

ボディコントロールのメリット

ボディコントロールのメリットはいくつもあります。

  • 毎日全身に触れることで傷・脱毛・湿疹・寄生虫などに飼い主が気付きやすい
  • 歯みがき、爪切り、ブラッシング、シャンプーなど健康維持に役立つボディケアが簡単になる
  • 体を撫でるマッサージによりリラックス効果や血行促進が期待できる
  • 老犬になって介助が必要になった時、触れられることに慣れていればストレスが減る
  • 病院で診察や治療を受ける時も抵抗することが減り、適切な処置をストレスなく受けられる
  • 飼い主や家族以外の人が急に触れた時でも、抵抗・反撃・攻撃という行動に出にくく、他害の心配が減る

犬は言葉を話せませんから、飼い主が犬の体や様子をよく観察することで病気やケガを把握してあげなければなりません。

デンタルケアで歯肉炎や歯周病を予防し、爪を切ることで床の上で滑ったり、爪で肉球を傷付けることを避け、ブラッシングやシャンプーで体を清潔に保つ必要がありますが、触れられることを嫌がる犬はケアが難しくなります

 

人の社会で生活する中で他害のリスクを下げることも非常に重要

散歩中に不用意に近付いてきた子どもの手に噛みついたり、何らかの理由で犬を助けようとした人に犬が反撃し、ケガを負わせるようなことがないよう、人に触れられることに慣れさせておきましょう。

なお、社交的で積極的に人と関わろうとする犬もいれば、飼い主一人以外に心を許さない警戒心の強い犬もいます。
日本では小型犬が人気ですが、小型の犬ほど警戒心が強く、身を守ろうとする意識が強い傾向にあります。

ボディコントロールのしやすさ、受け入れやすさは犬種によって違いますが、どの犬についてもボディコントロールをしておきましょう。

 

ボディコントロールに最適な時期

犬にはボディコントロールに最適な時期があります。
それは子犬の時です。それもできれば生後3か月までには開始したいものです。

子犬はまだ経験が浅く、好奇心旺盛で人に対する警戒心や苦い経験から得た知恵なども持っていません。

しかし、生後3か月を過ぎると子犬の中に支配欲や相手より優位に立ちたいといった本能が強くなってきます。

そうなる前に、体を人に任せ、弱点のお腹を人に見せて服従することを覚えさせておきしょう。

 

小さい時期のしつけが大事

また子犬は力が弱いので、人が撫でている時に抵抗されても簡単に抑えることができます。
特に大型犬の場合は、犬の力が人を超える前に服従することを教えなければなりません。

軍犬・護衛犬・闘犬として改良されてきた犬種は子犬のうちにしっかりボディコントロールをしておきましょう。

 

毎日のスキンシップの中にボディコントロールを取り込もう

犬の健康維持のため、病気やケガの時に適切なケアを受けるため、そして人の社会に出た時に他害などのトラブルを避けるために愛犬のボディコントロールをしましょう。

やり方はとにかく体に触れることです。
頼関係を築くためにも、毎日スキンシップを図り、意識して全身に触れてください。

 

少しずつステップアップするのがおすすめ

まず、嫌がりにくい場所を撫でてあげましょう。
そして、膝の上に仰向けに抱いてください。

優しく声をかけながらくすぐったり、早く・遅く、遊ぶようにお腹を撫でましょう。
そして足も握り、爪のチェックもしてください。

 

むやみに止めない

ポイントは、嫌がったからといって撫でるのを止めないことです。
飼い主には従うこと、抵抗しないように教えましょう。

母犬は子犬にダメなことを教える時、子犬の首元に噛みついたり、抑え付けて動けないようにします。

触られることに抵抗するなら「ダメ」と言いながら数秒間、子犬を押さえ込んで動けなくしてください。
ただし、力が強すぎるとケガをさせてしまうので、加減してくださいね。

 

服従の態度が見られるまで継続

毎日続けて、触れられることに慣れさせ、飼い主にお腹を見せて服従の態度を取ることを覚えさせましょう。
お腹以外にも、口に触れ、唇をめくったり、歯に触れたり、口の中に指を入れても怒らないように慣れさせましょう。

もしどうしても抵抗して暴れるようなら、カリカリのフードを一粒持った手を見せ、抵抗せず撫でられることを受け入れたらフードを与える、ということを繰り返してみてください。

撫でられたら気持ちがいい。従えば褒められる。
我慢すると嬉しいことがある。

こうしたプラスの経験を重ねながらボディコントロールを続けてください。

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須永智尋 (ドッグシッター・小動物看護士・小動物介護士)

須永智尋 (ドッグシッター・小動物看護士・小動物介護士)

【ドッグシッター・小動物看護士・小動物介護士】

大型犬好きのドッグシッター。しつけ、ペットと旅行、ワーキングドッグの訓練やケア、鳥や馬など色んな動物に関わる仕事をしていました。ダルメシアンの多頭飼いが夢。

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