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愛犬(ペット)可の温泉に行くときのしつけ対策

愛犬(ペット)可の温泉に行くときのしつけ対策

愛犬と一緒に温泉を楽しむには、家族も周囲にも配慮したしつけが欠かせません。

最近は客室内だけではなく、貸切の温泉にまで愛犬を同伴できる施設も増えてきました。

旅行時はこのように愛犬と温泉で楽しく過ごせる準備を整えることが大切です。

ペット可の温泉でのしつけポイント
証明書類を用意(狂犬病予防注射証明書・ワクチン接種証明書・鑑札)
必要な持ち物をそろえる(ペットシート・排泄袋・消臭スプレーなど)
トイレをしてもいい場所・ダメな場所を教える
マーキング予防の対策を実践
家族が入浴中は静かに過ごせるように練習する
家族が食事中でも静かに過ごさせる

愛犬が身につけておく「温泉ならでは」のしつけについてまとめています。

旅行に必要な書類と愛犬用品

愛犬OKの温泉

愛犬と旅行する際に旅館やホテルに宿泊する際に、必要なものはこちらです。

用意する主な証明書類はこちら。

  • 狂犬病予防注射証明書
  • ワクチン接種証明書
  • 鑑札

旅館はホテルでは予防接種の証明に関しては必須なところも多いので、忘れないようにしましょう。

最悪、宿泊できなくなる可能性もゼロではありません。

 

 用意する愛犬用品はこちら。

  • リード
  • 普段使用しているフードと食器
  • 水(飲み水・トイレ用)
  • キャリーやクレート
  • 愛用のタオルケットなど7
  • トイレ用品
  • ペットシーツ
  • ウンチ処理袋
  • 消臭スプレー

普段の生活のなかで必要な用品に加えて、排せつや消臭対策グッズも持参しましょう。

また毛が抜けやすい犬種の場合、マナーとして前日などの入浴したりブラッシングケアをする事も良いでしょう。

 

排泄は決められた場所に限定してマーキングは禁止する

愛犬と一緒に出掛ける上で一番の気がかりは「トイレ」という方が多いです。

とくに温泉のように滞在時間が長くなり、普段とは違う環境で過ごす時、

愛犬も普段とは違う失敗をしてしまいがちです。

「トイレをしてもいい場所」と「そうでない場所」を愛犬自身が都度正しく判断をすることはできません。

家族が判断をして愛犬に良しあしを教えてあげましょう。

実際のトイレの場所を伝えるしつけ方法

トイレをしてもいい場所を愛犬に伝えるしつけ方は下記です。

①愛犬がトイレ直前の臭いかぎなどの仕草を見せ始めたら、ワンツーワンツーなどの合図の言葉をかける
②愛犬のトイレは終わるまで合図の言葉を言い続ける
③愛犬のトイレが終わったらたくさん褒めてあげる

このようにとても簡単な方法です。

この方法を日ごろから繰り返すことで、

愛犬は合図となる言葉を聞くとトイレをしてもいい場所だと理解できます。

もしトイレをしてはいけない場所で愛犬が臭いを嗅いだり、トイレ直前の仕草を見せた時、

即座にNOと低く短い声で愛犬に合図をしてすぐにその場から離れます

家族の実際のマーキング対策

温泉のようにたくさんの犬の臭いがする場所では愛犬の習性からついトイレやマーキングをしてしまうことがあります。

家族は下記の点を注意してください。

愛犬のトイレは施設入館前に済ませておく
数時間おきに愛犬をトイレに連れ出す
マーキングベルトを着用させておく
愛犬の様子をこまめに確認する

温泉を楽しむためにも「まずはトイレのしつけ」をしっかりと身につけておきましょう。

もっと詳しいトイレのしつけはこちらに掲載。

トイレのしつけ方法とご褒美のあげ方

家族の入浴中に愛犬はクレートで静かに過ごす

愛犬と泊まれる温泉宿は増えているものの、

もちろん「実際に」温泉には愛犬は入ることはできません。

家族の入浴中、愛犬はハウスやクレートで静かに過ごせるよう日頃から練習をしておきましょう。

特に日ごろ室内を自由に動き回り、甘えん坊な性格の愛犬は特に注意。

慣れない環境、そして家族が部屋にいない事で、不安から鳴いてしまうことが多いです。

クレートに入るしつけ方

クレートで静かに過ごすためのしつけ方は下記の通りです。

①クレートの中に愛犬の好物のオヤツを転がして入れます
②愛犬が自分からクレートに入りオヤツを食べることができたら大いにほめてあげましょう
③①と②を何度も繰り返します。この時クレートの扉は開けたままで愛犬が自由に出入りできることがポイントです
④クレートに怖がらずに入ることができるようになったら、愛犬の臭いの付いたマットやタオルを中にひき、昼寝や夜間の就寝場所として過ごす練習をします
⑤愛犬が鳴いてしまう場合や出たがる場合は扉を閉めた状態でクレートの隙間からオヤツを転がしいれます
⑥愛犬が鳴きやんだり大人しくなったタイミングでだけオヤツを転がして入れます

繰り返すと次第に、愛犬はクレート内にいるとオヤツをもらえると期待をしてくれます。

もっと詳しいクレートのしつけ方法はこのページに掲載しています。

愛犬のクレートトレーニング・しつけ方法

クレートは犬に習性に合致している事を飼い主は知る

犬は狭く薄暗い場所を好み安心できるという習性があります。

人間の感覚で暗くて狭い場所に入れるのは可哀そうという方がいますが誤解です。

クレートで過ごすことは「本来の犬の習性にピッタリとあっている」ということです。

これまで使い慣れていない場合、クレートを嫌がり警戒する場合もありますが、

様々な場面で役立つしつけですからぜひ習得しておきましょう。

食事は欲しがらない催促しないことが原則

ペットと泊まれる温泉での楽しみの1つに食事がありますね。

食事は各客室でという場合もあれば広い食事会場へ足を運ぶこともあります。

このような場合、下記の点に注意しましょう。

基本的には家族の食事中は愛犬は静かにテーブルや足元で過ごすことがマナーです。

愛犬が催促をして暴れる
愛犬が他の方のテーブルに近づいてしまう
他犬と喧嘩になってしまう
テーブルの上に愛犬が足や顔を乗せてしまう

食欲旺盛な場合や催促をしてしまう不安がある場合は、クレートを活用し食事中はクレート内で過ごさせると安心です。

また愛犬も一緒に食事を楽しみたいという方は、部屋で食事を済ませることのできる旅行プランをオススメします。

 

まとめ

今回は愛犬(ペット)宿泊可能な温泉に宿泊するときに必要なしつけと準備でした。

証明書類や用具を事前に確認すること。

そして温泉に宿泊する際に必要なしつけなどをご紹介しました。

以下の項目をもう一度確認して旅行に備えましょう。

事前の準備

  • 愛犬の健康チェック
  • 食欲やお腹の調子、皮膚などに異常がないか確認
  • ワクチン接種とノミ・ダニ予防
  • 各種ワクチンが最新の状態か確認
  • ノミ・ダニ予防を実施

しつけの確認

  • トイレトレーニングが完了しているか
  • 基本的な指示に従えるか
  • 宿泊施設のルール確認
  • ペット同伴の条件や制限を事前に確認

愛犬のケア

  • 旅行前日にはブラッシングを行う
  • 可能であれば入浴させる

ぜひ愛犬と楽しい温泉旅行を満喫しましょう。

 

ペットホテルに宿泊する場合はこちらをお勧め

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大谷幸代 (愛玩動物飼養管理士・メディカルトリマーetc)

大谷幸代 (愛玩動物飼養管理士・メディカルトリマーetc)

【愛玩動物飼養管理士・青山ケンネルスクール認定A級トリマー・メディカルトリマー・ホリスティックケアアドバイザー・神奈川県動物取扱業訓練 取得済】

大学在学中にイギリスへドッグトレーニングの勉強の為、短期留学。国内最大手のペット関連企業において、生体販売、トリマー、トレーナー、新規事業開発、成田空港内ペットホテル開業に伴うプロジェクトリーダーとして参加、ペット関連用品の開発、雑誌等へコラム執筆など、ペットに関するあらゆる分野を経験。

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