ドックランで呼んだらきちんとくるようにする呼び戻し
愛犬にとって何より楽しい時間といえばドッグランで全力で走ったり、自由に行動できる場面でしょう。
たとえ全力疾走をしていない犬でも、他犬と離れ一人だけで遊ぶ犬でもドッグランという自然あふれる空間で自由を満喫できるのは何よりの幸せです。
でもドッグランではたびたび飼い主から困りごとを訴える声があがります。
その内容のほとんどは愛犬の呼び戻しができないというものです。
呼び戻しがうまくいかない理由と具体的な対策は以下のポイントを確認してみましょう。
このように、ドッグランでは自由に遊ばせる以外に、呼び戻しの練習を行うことが大切です。
今回は呼び戻しをスムーズに行う方法をご紹介させていただきます。
次もまたドッグランへ行こうと思えるように大切な呼び戻しのしつけの習得を目指しましょう。
目次
呼び戻しが成功しない3つの理由
ドッグランで愛犬の呼び戻しができないとう場面は決して見過ごすことができません。
そのためにはいつでも、愛犬が何をしている時でも呼び戻しができなければなりません。
呼び戻しができない愛犬側の理由
飼い主がどんなに必死で呼んでも、オヤツを見せても、全力で追いかけてもまるで愛犬が呼び戻しに応じない理由は下記です。
このケースは多くの犬に見られ、自分の要望を我慢し飼い主の指示に従うのは相当に訓練を受けているケースに限られます。
でも、愛犬の心理を理解したうえでも呼び戻しという大切なしつけは手を抜くことはできませんから、100%の成功率を目指しましょう。
呼び戻しを成功させるしつけの方法
ドッグランで呼び戻しを成功させるためには以下のポイントを抑えておきましょう。
①愛犬をドッグランで自由に遊ばせる
まずは自由に愛犬をドッグランで遊ばせてあげてください。
②愛犬を呼び戻す
この時、飼い主が愛犬を待ち構える姿勢ではなく、愛犬に背を向け走り去るような仕草を見せてください。
犬は逃げる物を追いたくなる習性があります。
その上、飼い主が自分をおいて走り去るということは、尋常ではない出来事を意味しています。
愛犬は異変と感じ、全力で飼い主の元へ走り寄ってくれます。
この方法ならオヤツやオモチャを使わずに愛犬を傍まで呼び寄せることができます。
③愛犬を飼い主の手が触れる範囲まで呼び寄せる
飼い主の傍まで駆け寄ってくるだけでは、呼び戻しを成功したとは言えません。
つまり飼い主が手を伸ばせば首輪に手が届くことが目安です。
そのためには、愛犬にお座りをさせましょう。
このお座りは、飼い主は場所を決め、どの場所に座ればいいかまで愛犬に具体的に指示をします。
愛犬が指定した場所でお座りをすることができたらおおいに褒めてあげましょう。
④再度愛犬を自由にさせて思い切り遊ばせる
多くの方はこのタイミングで愛犬を確保してリードを着用させていませんか?
このままの流れで愛犬とドッグランから退場し帰宅している方もいるでしょう。
でもこれでは愛犬が呼び戻しを警戒するだけに終わってしまいます。
そこで、呼び戻し後に再度遊ばせてください。
そのテンションが上がったままの状態で再度遊びを再開できた。
愛犬にこの手順を繰り返すことで、愛犬は次第に呼び戻しをポジティブなものと考えます。
これまでのように飼い主の声を無視したり、逃げ回ることも減ってゆくでしょう。
もちろん本当に帰宅しなければならないタイミングもありますから、毎回愛犬に遊びを再開させることはできません。
遊びの再開を5回行い、6回目に帰宅をするというようにバランスを意識することも忘れずにおきましょう。
まとめ
ドッグランで遊ばせる時はただ愛犬を自由に過ごさせるだけでなく、ランダムなタイミングで呼び戻しの機会を挟み込むと愛犬のしつけにもつながります。
愛犬にとって犬同士自由気ままに遊ぶ時間は何より幸せな時間です。
この時間をあえて中断し呼び戻しに応じることは決して簡単に出来ることではありません。
だからこそ愛犬が駆け寄ってきてくれたことを思い切り褒めてあげてください。