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逃げたり脱走しないための犬のしつけ方法

愛犬は決して逃げたり脱走しないと思っていませんか?
実は保健所には様々な理由から自宅から逃げ出したり脱走してしまったまま家族の元へ戻ることのできない犬がたくさんいます。

もし愛犬が脱走してしまったり、突然走り出してしまった時に即座に愛犬を確保することができますか?
こんな危険な場面を想像すると安心してお出かけもできませんね。

愛犬と楽しくお出かけやレジャーを楽しむために家族がすべきしつけについて考えてみましょう。

愛犬が逃げたり脱走しないためのしつけ
お座り・マテ・おいでなどのしつけをマスターするのがポイント
散歩中は飼い主の横を歩くようにする
リードを短く持って散歩をする
飼い主の前に出てリードを引っ張らないようにする
叱らずにじっくり取り組むことが大切

これらの内容を確認し、愛犬が逃げ出さないように日常的に訓練をしておきましょう。

愛犬が逃げ出さないようにするための、具体的なしつけ方法を詳しく紹介します。
 

突然の脱走や飛び出しを防ぐために必要なしつけ

犬に必要なしつけはお座りやマテだけでなく、屋外で安全に過ごし周囲に迷惑をかけないことも大切です。

具体的には下記のしつけを習得しましょう。

飼い主のすぐ横を歩く
おいでと呼ばれた時は必ず飼い主の元へ帰ることができる
散歩や遊びの最中でも家族の声に反応する
参考:来い・おいでのしつけ方法と注意事項

愛犬は家族の横を歩かせる

散歩中に愛犬は家族の先頭を切って勢いよく歩いていませんか
この様子を愛犬は散歩が大好きだからと微笑ましくとらえてはいけません。

この立ち位置で歩く犬は突然の脱走や事故の危険に常に直面しています。

もし愛犬が家族の先頭を歩き、リードがピンと張ったままで散歩をしている時に、不意にリードや首輪が外れてしまったらどうなるでしょうか?

愛犬はそれまでの勢いのままで脱走するでしょう。
これまで愛犬が先頭を歩き、家族を先導することを許していたのですから、愛犬の脱走も起こるべくして起こった結果です。

市販のリードの長さは120㎝が標準

国内で販売されている犬用リードの標準的なサイズは120㎝です。
この長さに飼い主の腕の長さが加算されると散歩中の愛犬は飼い主から1.5~2mほど離れた場所にいることになります。

もし突然リードが外れたり、首輪が抜けてしまった時、この距離にいる愛犬を即座に捕まえることができないでしょう。

愛犬に手が届く位置まで家族が移動する合間に愛犬はさらに遠くへ逃げてしまいます。
気がつけば家族が走っておいかけても間に合わないほどにお互いの距離は離れてしまいます。

散歩中は常に家族の手が届く距離を保つ

散歩やお出かけ中の突然のトラブルは予測することができません。
家族が思わぬ出来事でリードを持つ手を放してしまうこともあり得ます。

愛犬とのお出かけには予想できないトラブルもあると想定し、愛犬には常に家族の手が届く距離にいてもらいましょう。

具体的には愛犬の顔が飼い主の膝に隣に並ぶ距離です。
この立ち位置に愛犬がいてくれると、家族は軽くかがむだけで愛犬に届くき即座に愛犬を確保できます。

この距離で歩かせるのはなんだかかわいそうと感じたり、愛犬が気がつくと先頭を歩いてしまうので無理という声もありますがこの距離を保つことがしつけです。

このしつけは決して簡単なものではなく家族の根気が重要です。
でも確実に愛犬の安全を守ることのできる方法ですからぜひ真剣に取り組んでください。

しつけ方は簡単!リードは短く持つ

家族の先頭を勢いよく歩くのは愛犬にとって気分のいいものです。
群れのリーダーになった気分を満喫できるうえに、自由気ままに歩いている感覚を味わえます。

家族とう群れを自分がコントロールしている気分になります。
でも家族のすぐ横を歩くこと身に着けなければ愛犬の安全は確保できません。

具体的なしつけの方法は下記です。

リードを短く持ち愛犬が家族よりも前を歩けないように長さを調整する
愛犬が家族の横を歩いている時は前進する
愛犬が家族より前に出たり、リードを引っ張り歩く素振りを見せる時は立ち止まる
ただ歩くだけの散歩に比べ時間がかかり、面倒だと感じますがしつけを習得するためと考えぜひ実践してみてください。

これまで自由に歩いていた愛犬にとっては窮屈で不便な歩き方に抵抗もあるでしょう。

でも決して根負けしないでください。
犬は必ず状況を理解し習得することができます。

一番大切なポイントはリードを短く持つ点です。

物理的に愛犬の行動範囲を制限するのですから、もう家族の前を歩くことはできません。

この方法なら愛犬を叱ったり、厳しい言葉をかけずにしつけに取り組むことができます。
ぜひ家族で統一ルールとしてしつけに取り組んでみてください。

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大谷幸代 (愛玩動物飼養管理士・メディカルトリマーetc)

大谷幸代 (愛玩動物飼養管理士・メディカルトリマーetc)

【愛玩動物飼養管理士・青山ケンネルスクール認定A級トリマー・メディカルトリマー・ホリスティックケアアドバイザー・神奈川県動物取扱業訓練 取得済】

大学在学中にイギリスへドッグトレーニングの勉強の為、短期留学。国内最大手のペット関連企業において、生体販売、トリマー、トレーナー、新規事業開発、成田空港内ペットホテル開業に伴うプロジェクトリーダーとして参加、ペット関連用品の開発、雑誌等へコラム執筆など、ペットに関するあらゆる分野を経験。

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