散歩時のリーダーウォークのコツ
犬の散歩は気分転換や運動不足解消など様々な意味があります。
でもこの毎日の散歩を間違えた方法で行っている方が少なくありません。
散歩は公道や公園を歩くわけですから、当然周囲には犬が苦手な方や小さな子供、自転車やバイクも走行しています。
愛犬と散歩に出かける時は、犬の歩かせ方にも決まりがあることやしつけが必要だということを知っておくために、以下のポイントを確認してみましょう。
リーダーウォークは難しい・・・と考える方も多いですが、地道に練習することで習得できるものです。
リーダーウォークを家庭で習得するポイントをわかりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
リーダーウォークとは何?
犬のしつけに関する専門書やしつけ教室、海外のテレビ番組などでリーダーウォークという言葉を耳にされたことがある方もいるでしょう。
言葉は知らないまでも、飼い主のすぐ隣を歩調を合わせながら歩く犬の様子なら誰もが目にしたことがあるはずです。
この様子を見て、単に賢い犬だと感じたり、しつけのできている犬だと羨望のまなざしを向けるだけではいけません。
この歩き方のことをリーダーウォークと呼びます。
このリーダーとは飼い主のことです。
つまり飼い主がリーダーになり愛犬をリードしながら歩くことです。
決して犬が飼い主の前を勢いよく歩いてはいけないということです。
リーダーウォークは自然に習得できません
リーダーウォークはどんなに賢い犬であっても自然と習得することはありません。
必ず飼い主が教えなければならないしつけです。
ただ犬にとって、散歩に出ることは解放感を満喫でき、様々な臭いに好奇心を刺激され、テンションが上がる非日常体験です。
リーダーウォークの習得は誰もが難しいや面倒と感じるでしょう。
でもどんなしつけ教室でも必ずカリキュラムに入っているのでぜひ習得を目指しましょう。
またリーダーウォークのしつけは中大型犬に限ったしつけと考えている方も多いでしょう。
リーダーウォークのしつけは小型犬も例外ではありません。
散歩中の事故率の高い小型犬
散歩中に自転車やバイクと衝突事故を起こす確率はダントツで小型犬が多いです。
つまり飼い主の先頭を歩く小型犬に周囲の目が届かず、衝突するまでその存在を認識されていないからです。
このような事故から愛犬を守ることはできるのもリーダーウォークだからこそです。
家庭でできるリーダーウォークのしつけ方
リーダーウォークのしつけは家庭でも繰り返し練習を重ねることで習得できます。
その方法は下記です。
①リードを短く持つ
リードを飼い主の手に巻き付け、自身の腰ベルトの当たりに手を当て歩きます。
リードを短く持つことで物理的に愛犬の行動範囲を制限します。
愛犬が飼い主の前に出るには飼い主がリードを長くもつか、手を前に差し出ししか方法がありません。
この姿勢を飼い主が維持し続けることがしつけの第一歩です。
②声をかけ褒める
愛犬が所定の位置で歩けている時は何度も声をかけ褒めてあげます。
中大型犬であれば歩きながらオヤツを与えても効果的です。
③リードを引っ張らないことを覚えさせる
愛犬が飼い主よりも前に出たり、リードを引っ張り歩こうとするときはその場に立ち止まります。
向きを変えて引き返しても効果的です。
この方法なら愛犬を叱ることなく愛犬に間違いだと気がつかせることができます。
④止まったらお座り
立ち止まった時は、その場で愛犬にお座りをさせます。
⑤落ち着いてからまた歩き出す
愛犬がお座りの姿勢で落ち着くことができたら、再度歩き始めます。
このように何度も立ち止まり、繰り返し教えることで次第に愛犬自身がどう歩くべきかを学ぶことができます。
もちろん散歩の間中リーダーウォークのしつけを徹底していては愛犬も窮屈さを募らせてしまうでしょう。
愛犬自身はもちろん周囲も安全に散歩をするためにぜひこのしつけを習得しましょう。
すでに引っ張り癖が強い場合は専門家に相談を
これまでに自由気ままに散歩をする習慣があるうえに、引っ張る力が強い犬にある日突然にリーダーウォークのしつけを行うと愛犬に引っ張られ飼い主が転倒したり、愛犬が脱走する危険があります。
このような場合は無理をせずに犬のしつけ専門家に相談をしましょう。
ペットショップやしつけ教室、自治体では定期的に無料のしつけ相談会も開催しています。