グレートピレニーズ
グレートピレニーズについてのまとめページです。
おとなしい性格ですがしっかり主人を見極めるため、信頼されなければ言う事を聞いてくれない場合があります。
英語表記 | Great Pyrenees |
原産国 | フランス |
平均体重 | 50kg~60kg |
平均体高 | 65cm~81cm |
体型 | 大型 |
色の種類 | ホワイトにグレーやイエロー、オレンジなどの斑点が頭部にあるのが好ましい |
目次
性格・魅力
グレートピレニーズの外見はおっとりとしていて優しく見えますが、それは信頼した飼い主にだけです。忠誠心があり家族を守ろうとする性格ですが、知らない人には警戒心が強く出ます。基本はおとなしく従順ですが、犬の方が信頼のおける飼い主を選ぶという面があります。その点から犬を飼うことが初めての人は中々難しいでしょう。見透かされてしまわないよう、しっかりと威厳を保っておかなければなりません。
歴史・起源
グレートピレニーズはヨーロッパの山岳地帯で牧羊犬として活躍する犬の中の一つです。最初の祖先はチベタンマスティフ系の大型犬で、家畜を守るため熊やイノシシと互角に戦ってきた番犬です。
しかし野生動物が減り、牧羊犬としての仕事から家庭犬として迎え入れるため強い警戒心を取り除く繁殖が行われるようになりました。基本は白の毛色ですが、交配が進むにつれて頭部にイエローやオレンジなどが入るようになりました。
外観・お手入れ
急斜面の山道でも問題なく歩ける脚力を持っています。グレートピレニーズは大型犬で体が大きいだけでなく、ダブルコートなので普段の時から下毛の抜け毛が多いのが特徴です。換毛期の抜け毛はかなり多いのでそれだけのケアが必要になります。
ですから年中毎日ブラッシングをする覚悟がいるでしょう。またよだれをたらしたり、水を飲む際に口の周りの毛が汚れやすくなるので、しっかりケアをして清潔を心掛けましょう。
運動・散歩
グレートピレニーズは性格的に体を動かすのが好きな犬種ではありますが、日本で飼う時に気を付けなければならないのが気温です。高温多湿になる梅雨時や夏はあまり長い時間の散歩は体を壊してしまいます。
暑い時には散歩は30分くらいにしておいて、室内でたっぷり運動をさせましょう。逆に冬はグレートピレニーズにとっては動きやすい季節なので、1時間程度の散歩をさせると良いでしょう。
気質
番犬の気質から警戒心が強く吠えます。また頑固なのできちんとしつけられなかった場合、所かまわず無駄吠えをする犬になりやすい気難しい面があります。飼い主も威厳をもって教育することで信頼関係ができるので、吠えさせないためにもしつけはきっちり行ってください。洞察力もあり賢いので子犬からコントロールしておくと良いです。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
グレートピレニーズは広い山岳地域を自分の判断で行動しなければならなかったため、独立心があります。
飼い主が毅然としつけを行う力がないと全部マイルールで動いてしまう勝手気ままな犬になってしまいます。
またきちんとケアをしなかったり食事が適当だったりすると、それを見透かして飼い主を下に見る傾向にあります。そうなると問題行動を起こすので気を付けてください。
健康・気を付けたい病気
グレートピレニーズについての疾患や症状についてまとめてみました。
骨肉腫
骨肉腫とは骨にできるがんのことです。痛みを伴いがんなので、もちろん肺などに転移します。老犬になるにつれ発症しやすくなります。
症状
足を痛がる。足をかばって歩いたり、引きずるしぐさが見られる。
対策・予防
がんが見つかれば、足の切除をするのが一般的です。その後抗がん剤で転移を予防する治療が行われます。早期発見がカギなので、普段から犬をよく観察しておきましょう。
膝蓋骨脱臼
ひざのお皿の部分の骨が正常の位置からずれてしまう病気。病気の程度によって症状の出方が違います。
症状
足を痛がったり歩きずらそうである。歩き方がおかしい。
対策・予防
飛び跳ねさせたりすることは足に負担がかかるので、室内であればマットを敷くなどの対策をとりましょう。病院ではずれた骨を正しい位置に戻す外科手術が行われることが多いでしょう。稀に手術ができない場合があるため、早期発見が大切です。
グレートピレニーズと生活している有名人
プリンセス天功 | 榎本加奈子 |
鈴井貴之 |
まとめ
グレートピレニーズに関する情報でした。