犬に麦茶を飲ませても大丈夫?
お茶には緑茶、紅茶、烏龍茶など沢山の種類があります。
夏の家庭の冷蔵庫に欠かせない麦茶にはすばらしい効果があると言われています。
麦茶とはどんなお茶でまたどのような効果が期待できるのでしょうか。
そして、犬に麦茶を飲ませても大丈夫か?ということについてお伝えしようと思います。
目次
麦茶とはどんなお茶?
麦茶は大麦の種子を焙煎したもので一般的には六条大麦が使用されています。
緑茶や紅茶などとは異なり、お茶の樹から作られていません。
そのため、カフェインは含まれていません。
幼児や妊娠中の人でも飲めるお茶
そのため幼児や妊娠中の人などでもカフェインを気にせず飲む事ができるお茶です。
麦茶は熱湯で煮出すと香ばしくとても良い香りや旨みを楽しめます。
煮出す以外でもスッキリした味わいの水出し麦茶では、ティーバックタイプの麦茶はお手軽で美味しく飲む事ができます。
麦茶の栄養について
麦茶に含まれる栄養成分はどのような成分でしょうか。
麦茶には、ミネラルが豊富に含まれています。
アルキルピラジンという物質
そしてあの麦茶独特の香ばしい香りの成分はアルキルピラジンと言われる物質です。
大麦を焙煎する時にタンパク質が特有の芳香を出しているようです。
他にもこれらが含まれています。
麦茶の身体への影響や効果について。
麦茶にはアルキルピラジンという成分が含まれていて、あの香ばしい香りの成分です。
そのアルキルピラジンには、血液粘度を低下させ血液をサラサラにしてくれる効果があります。
美容効果や健康作用
他にも胃の粘膜を保護したり抗酸化作用、炎症抑制、歯周病予防などの効果が認められています。
また、亜鉛やケイ素などのミネラルが豊富でメラニンの代謝を促進したり、シミやソバカスを防ぎ美肌効果もあると言われています。
カリウムには筋肉の働きを高め、高血圧を予防して取りすぎた塩分を体の外へ出してくれる作用があるのでむくみ改善などが期待できます。
また、ミュータンス菌が歯に付着している糖類について虫歯になります。
六条大麦と二条大麦
一般的に麦茶と言われている麦茶の原料は、主に六条大麦と二条大麦の大麦が原料となります。
大麦には体を冷やす作用があるので、夏場の水分補給に適しています。
殻付きのまま焙煎して作るハトムギ茶
また、麦茶にはハトムギ茶というお茶もあります。
ハトムギ茶はハトムギの実を殻付きのまま焙煎して作るお茶なので、一般的な麦茶とは原材料が変わります。
ハトムギの実にはヨクイニンと呼ばれている漢方薬にも使われている成分が含まれています。
ヨクイニンは美白、しみソバカス、肌荒れなどお肌の悩みを改善する効果があります。
そして麦茶、ハトムギ茶に食物繊維が豊富に含まれていて腸の働きを良くする作用もあると言われています。
麦茶、ハトムギ茶共に優れた効果が期待できます。
麦茶を犬に与えても大丈夫か。
熱中症対策としても有効
原料の大麦には体を冷やす効果があります。
夏に冷たい麦茶を飲むのは、上がった体温を下げるための昔からの知恵なのでしょう。
そのため、熱中症対策としても効果的です。
犬の身体には足のうら、鼻の頭の限られた部分に汗腺があります。
体表の汗腺が乏しいためハアハアと口の呼吸で体温調整をしています。
熱中症は重症になると、脱水症状などを起こし命に関わります。
まずは熱中症にならないように、そして起きてしまった場合でも早期発見、早期の応急手当が大切です。
これらの特徴がある犬は熱中症にかかりやすいのでより気をつけてあげた方が良いでしょう。
まとめ
麦茶にはたくさんの良い効果があります。
愛犬が水よりも麦茶を好んで飲水するようでしたら、人間が飲む濃さよりも薄めて飲ませてあげましょう。
あまり冷たすぎる物ではなく室温程度の麦茶を2~3倍に薄めて飲ませてみましょう。
しかし、麦茶はでんぷん質を含むために腐りやすいようです。
保存方法に気をつけ、作ってから2日くらいで飲み切りましょう。