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犬に昆布茶を飲ませても大丈夫?

日本では、昔から食べられている昆布。
昆布茶は飲み物としてだけではなく、最近では料理の隠し味として使う方も多いようです。

昆布茶とはどのようなお茶なのでしょうか。
また、犬に昆布茶を飲ませても大丈夫か?という事について、お伝えしようと思います。

昆布茶とはどんなお茶?

昆布茶とは、乾燥させた昆布を細かく刻んだり、粉末状にした物に熱湯を注いで飲みます。

昆布のうま味がギュッと詰まっていて、これからの寒い時期に飲むとほっこり癒される気持ちになれます。

最近では、昆布のうま味を利用するためお湯を注いで飲むだけではなく、食塩や醤油等の代わりに調味料として料理に使用される場合もあります。

昆布茶を料理に活用することで、減塩になるそうです。

昆布茶の栄養

昆布といえば、あの独特なヌルヌル感です。
あのヌルヌルの正体は、アミノ酸の一種でもある「アルギニン酸」や「フコイダン」という成分です。

また昆布は海藻なので、ミネラル成分も多く含まれています。
そして、もうひとつ昆布茶に含まれる成分で特徴的な成分は「ヨウ素」です。

身体への影響や効果

ヌルヌル成分のアルギニン酸。
アルギニン酸とは、とても良い成分であり、成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。

成長ホルモンの作用は、細胞の修復を促す、免疫力を高める、コレステロール値を下げる、便通の改善等の効果があります。

健康維持に役立つ成分が豊富

また、フコイダンにはガンの抑制効果があると言われていて、医学界でも注目されています。
他にもフコイダンには、抗凝血作用、細胞接着阻害作用、ウイルス感染、抗炎症作用からの細胞保護や抗腫瘍作用を持ち合わせています。

また、ミネラル不足な現代人にとって、昆布茶は手軽にミネラルが補給できる便利な飲み物と言えます。

そして、またヨウ素には甲状腺ホルモンにとって大切な成分であり、摂取する事により基礎代謝を向上させる効果があると言われています。

塩分の過剰摂取になる可能性もある

ただし、市販されている昆布茶には塩分や調味料が添加されている物が多いので、飲み過ぎてしまうのも塩分の取り過ぎになってしまうので気をつけて下さい。

昆布茶の犬への影響や効果

ガンの抑制効果や細胞の修復、抗炎症作用や基礎代謝を向上のダイエット効果まで。

良い効果がたくさん期待できる昆布茶はぜひ愛犬にも与えたい食材ですね。
昆布茶を犬に与えても良いのでしょうか?

犬にも良い効果が期待できるのでおすすめ

昆布は犬に与えても良い食材なので良いと思います。

犬は内分泌系の疾患で多いとされている甲状腺機能系疾患がありますが、ヨウ素にはこの甲状腺の機能を整えてくれるという作用があります。

そのほか、カリウムにはナトリウムや老廃物等を排出する働きがあります。

現代は犬も肥満やアレルギーに悩まされたり、ガンなどに羅患してしまう犬も多いので昆布を上手く食生活に取り入れて、肥満や病気等を予防していきたいですね。

昆布茶をどのように与えたらよいか?

昆布茶を愛犬の食生活に上手く取り入れていきたいですが、市販の昆布茶には食塩や調味料などが添加されている物が多いのでそのような人間用の市販の昆布茶を犬に与えるのはやめましょう。

飼い主さんの工夫も必要

食塩や調味料などが添加されていない、原材料が昆布だけで作られている物や昆布が小さくカットされていたり、粉末状にされただけの物が良いでしょう。

それを、人が昆布茶を飲むように、粉末の昆布をぬるま湯等に溶いて愛犬が好んで飲むようであれば、そのように与えるのも良いと思います。

また、ごはんにトッピングしてあげたり、手づくりクッキー等を作って与えている飼い主さんであれば生地に練りこんだりしても良いでしょう。

過剰摂取は犬にも良くない!

ただ、ミネラル豊富な昆布は犬にとって与えすぎになると尿結晶等、結石の原因となることもありますので気をつけましょう。

治療中や投薬中の愛犬に与える場合には、与える前に獣医師に相談して下さい。

まとめ

愛犬が特に身体に問題が無い子であれば、とても良い効果が期待できる昆布。

与えすぎに気をつけて食生活に取り入れ、元気で楽しい毎日を過ごしましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

佐藤育美 (ペット栄養管理士、ペット食育協会入門講座受講)

佐藤育美 (ペット栄養管理士、ペット食育協会入門講座受講)

「安心できる食事をさせたい」という気持ちから犬の食について学び、ペット栄養管理の資格を取得。

私が初めて犬を家族に迎えたのは小学生の時、とても愛らしく大切な存在ができた感触を覚えています。現代の犬との暮らしは旅行等も一緒に楽しめる環境で更に一心同体の存在です

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