甜茶を犬に飲ませても大丈夫?
花粉症の季節が近づいてくると、薬局やお茶の専門店などの店頭で見かけることが多い「甜茶」ですが甜茶とはどのようなお茶なのでしょうか。
また、甜茶を犬に飲ませても大丈夫なのか?という事をお伝えしようと思います。
目次
甜茶とはどんなお茶?
甜茶とは、いくつか種類があり
の4種類がよく知られていますが、中国を原産とするバラ科の甜葉懸鉤子の葉からつくられる甜茶にアレルギーに対する抑制作用があると言われています。
甜茶はとても飲みやすいお茶
中国では、昔からおめでたい時に飲むお茶として愛飲されていて、とくに春節のとき「幸せな一年でありますように」と願いを込めながら飲む習慣があるようです。
味もさっぱりとして、甘みがあるため飲みやすいお茶です。
そして、ノンカフェインのお茶であるため、高齢の方や小さな子供が飲んでも安心とされています。
甜茶の栄養素
甜茶に含まれる栄養素には、「甜茶ポリフェノール」が含まれていて、また、ルブソシドという甘味成分が含まれています。
ルブソシドの甘みは砂糖の75倍とも言われています。
甘味はありますがノーカロリーです。
そのほか、カリウム、カルシウム等のミネラル成分も豊富に含まれています。
甜茶の身体への影響や効果
甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール」は、鼻水やかゆみ等の症状を引き起こすヒスタミン等、化学伝達物質の放出を抑える働きがあるため、花粉症等のアレルギー性鼻炎、アトピー皮膚炎等のアレルギー症状が緩和される効果があるのではないかと、言われています。
犬への影響や効果
現代はアレルギーに悩まされている人間も昔と比べ多くなっているようですが、犬もアレルギーに悩まされている子が多くいるようです。
アレルギー反応とは、犬も人間も病原体でない物には過敏な免疫反応を起こさないように免疫学的寛容という体のシステムによって免疫反応が制御されています。
犬の主なアレルギー症状は、皮膚症状で出る事が多く、発疹や脱毛、が見られます。
また、痒みを伴うためその部位の皮膚を噛んだり舐めたり、掻いたりして皮膚症状を悪化させてしまいます。
そのため、愛犬の様子に早めに気づいて対応してあげることが出来れば、症状も軽く済むので、いつも愛犬の行動に気を配り、何度も体のどこかをなめたり噛んだりしていたら、よく見てあげて下さい。
様子をみて獣医師へ相談し、診察を受けましょう。
犬に甜茶を与えても大丈夫?
甘さの成分も自然の成分のため、安全でノンカロリー、甘味も虫歯の心配がない成分です。
犬に甜茶を与える場合、どのように与えるか。
アレルギーを持つ犬の飼い主さんは愛犬の辛い症状を抑えてあげたいと思いますね。
アレルギー症状に効果があるといわれている甜茶を上手く使って愛犬の症状に効果を期待したいです。
甜茶はカフェインを含まないので愛犬に与えても大丈夫です。
しかし、初めから人間が飲む甜茶と同じ濃さの物を飲ませるのではなくまずは2~3倍に薄めたものから与えてみましょう。
ときどき飲み水の変わりに与えてみたり、ドライフードを食べている子にはドライフードに少し浸してみたりその子に合った与え方を少しずつ試してみましょう。
まとめ
アレルギー症状で体をずっと掻いたり、舐めたりしている愛犬の姿を見るのは辛いですね。
甜茶には薬のような副作用の心配も無いので、上手に与えてあげて愛犬の症状が緩和すると嬉しいですね。