ノーフォークテリア
ノーフォークテリアについてのまとめページです。
体は小さく、可愛らしい印象を受けますが、元々は猟犬だったころから勝ち気な面もあります。しつけには根気が必要です。
英語表記 | Norfolk Terrier |
原産国 | イギリス |
平均体重 | 5~6kg |
平均体高 | 25~26cm |
体型 | 小型 |
色の種類 | レッド、ウィートン、ブラック&タン、グリズル |
目次
性格・魅力
ノーフォークテリアは活発で好奇心が旺盛なため、いたずらをすることがあります。また自分より大きい動物にも勇敢に向かっていく、負けん気の強いところもあります。
飼い主の指示には従いますが頑固な一面もあるので、気に入らないことは飼い主の指示であっても従わないことがあるでしょう。
しばし「ノーリッチテリア」と混同されますが、この耳で違いを判断することができます。とてもアクティブなので、犬と一緒に程よく運動したり遊んだりしたい方にとっては魅力を感じるでしょう。
歴史・起源
ノーフォークテリアは誕生のルーツは19世紀まで遡ります。祖先はアイルランドのテリアとヨークシャーテリアと言われており、これらの交配によって誕生したのが初期のノーフォークテリアです。
当時は垂耳と立耳の両方のタイプが存在していましたが、立耳の人気が高かったようです。第二次世界大戦以降は益々垂耳タイプの数が減少しましたが、愛犬家たちが諦めずに繁殖を重ねた結果垂耳タイプの現在のノーフォークテリアが認知されるようになりました。
古くから猟犬として活躍し20世紀には世界中に渡りましたが、日本では数が少ない傾向にあります。
外観・お手入れ
足が短いため、歩いたり走ったりする姿が可愛らしいです。野性的な性格を持っていますが、この犬種の特徴でもある垂耳が可愛らしい印象を与えています。
ダブルコートの固い被毛で覆われているため、最低でも1週間に2回はブラッシングしてください。また定期的に抜けかけているアンダーコートをプラッキングする必要もあります。
2か月に1回くらいのペースでシャンプーするのがおすすめですが、その際はテリア専用のシャンプーを使用するようにしましょう。
運動・散歩
ノーフォークテリアは小型ですが最低でも毎日30分以上の散歩は必要です。できればそれくらいの時間の散歩を2回行うのが理想的です。
また自宅にも、たっぷり運動できるスペースを確保しましょう。散歩と合わせてボール遊びなどをしてあげると喜びます。
ただ猟犬としての本能が勝りあちらこちらに行ってしまう可能性が高いので、長いリードやノーリードでの散歩や運動は避けてください。
気質
家庭犬としてではなく猟犬として繁殖されている経緯もあるため、気質をよく理解してしつけをしましょう。活発でいたずらをすることもあるため、他の犬や子供との相性はあまりよくないようです。
警戒心が強いため、物音や気配に反応して吠えることが多いと言われています。番犬としては優れていますが、住宅地では迷惑になるでしょう。根気強くしつけることが大切です。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
ノーフォークテリアはダブルコートの被毛に覆われているので、夏場は温度管理に注意しなくてはいけません。
また元々やんちゃでいたずらをする子が多い犬種ですが、留守が多いとさらにエスカレートする可能性があります。家族と長く一緒にいることに喜びを感じるため、できるだけ長く時間を共にしてください。
ノーフォークテリアのしつけは根気強く行う必要があります。頑固で気が強い一面があるため、自分の気に入らない指示は無視する傾向があります。好き放題する子にならないように、小さい頃からしっかりしつけましょう。
健康・気を付けたい病気
ノーフォークテリアの疾患や症状についての特記事項についてまとめてみました。
膝蓋骨脱臼
後足の膝の皿が外れる病気で、先天性と後天性があります。小型犬の発症率が高く、テリアも例外ではありません。起床時に突然脱臼することも多いようです。
症状
脱臼した足を上げていることが多いため、すぐに気付くことができると思います。犬によっては、痛そうにキャンと吠えることもあります。
4つのグレードに分かれており進行するにつれて元通りにすることが困難になるので、片足をあげる仕草をしたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。
対策・予防
体重管理を徹底する他、適度な運動で足に筋肉をつけましょう。家の中では足に負担がかからないように、マットや絨毯などを敷いてください。膝関節に良いとされるサプリメントを飲ませるのもおすすめです。
肥大性心筋症
心筋が肥大して心臓が正常に働かなくなったり、不整脈を起こしたりします。突然死することもある、とても怖い病気です。遺伝により発症するケースが多いと言われています。
症状
特に目立つ症状がないため、そのまま時間が経過し突然死することがあります。しかし場合によっては、下半身麻痺が起こって気が付くこともあるようです。
対策・予防
定期的に健康診断を受ける以外に、予防方法はありません。一般的な健康診断では発見することが難しいため、レントゲンや心電図の検査を追加してください。
完治することは難しいようですが、早期発見することで進行を緩やかにすることができます。
ノーフォークテリアと生活している有名人
森泉 |
まとめ
ノーフォークテリアに関する情報でした。