秋田犬
秋田犬についてのまとめページです。
飼い主さんに対して強い忠誠心を示す賢い犬種です。
かつては闘犬や猟犬として活躍していたことから、番犬としても頼りになります。
英語表記 | Akita lnu |
原産国 | 日本 |
平均体重 | 30~50kg |
平均体高 | 58~71cm |
体型 | 大型 |
色の種類 | 白、赤、虎、黒、胡麻 |
目次
犬種の性格・魅力
秋田犬は飼い主への忠誠心がとても厚い犬種です。
警戒心が強いため見知らぬ人に対してやや攻撃的になることがあります。そのため、番犬としての役割を果たすのに向いているでしょう。感受性も強く、他の人からの心ない扱いに対して傷ついたり、逆に危害を与える可能性もあるかもしれません。高い知能を持ち従順であることでもよく知られています。
しつけにもきちんと応じるので、訓練しやすい犬種であるのも魅力ですね。必要な時にはきちんと吠えて危険を知らせてくれるので、頼りがいのある良きパートナーになってくれるでしょう。
歴史・起源
秋田犬は北方のマタギ犬を祖先に持ちます。
マタギ犬は元々中型犬でしたが、闘犬や猟犬の必要性から大きい犬と交配させられ大型犬へと変化していったようです。純血系の秋田犬が絶滅の危機に瀕したことから、大正時代にはその血種を守ろうとする運動がなされました。太平洋戦争で再び数が減少するも、その後再作出により数は増え今日に至っています。
外観・お手入れ
ブラッシングやトリミングも必要
秋田犬は被毛が長くないので、
ブラッシングは週に1、2回するだけで良いでしょう。
ただ春と秋は被毛が生え変わるため抜け毛が多くなります。その時期は1日に数回ブラッシングをすることが必要です。トリミングは頻繁にする必要はありませんが、必要に応じてカットしてあげることができます。毛が短いため、ブラッシングやトリミングが比較的簡単にできる犬種です。
運動・散歩
猟犬としての歴史を持つ秋田犬は、十分な運動量を必要とします。がっしりとしていて筋肉も発達しているため、体力維持のためにも1日に2回は散歩をしてあげると良いでしょう。1回の散歩に1時間はかけると良いですね。5km以上の長距離の散歩を好むので、飼い主にも体力が求められるかもしれません。暑さには弱い犬種なので、炎天下での散歩には気をつけましょう。
気質
吠えやすい犬種ではありませんが、体格が大きいので吠えると声も大きいでょう。小さい頃からのしつけが大切ですが、その他にもストレスを溜めさせないようにしましょう。吠えるときは何か理由があるはずなので、吠える理由やストレスの原因は何なのか考えることができますね。運動を十分にさせることもストレス発散の効果があるようですよ。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
秋田犬は大型で力が強いのでよくしつけ、散歩の際は思わぬ行動に出ないようしっかりコントロールする必要があります。警戒心が強いので、不審と思う人に対して攻撃的な態度に出ることもあります。危険な状況をあらかじめ察知し避けることができますね。散歩や運動を十分にさせ普段から愛情を注ぐなら、感情的にも安定し危険な行動に出る可能性も減るでしょう。
健康・気を付けたい病気
秋田犬の健康や病気についてご紹介していきます。
肉芽腫性脂線炎
原因は不明ですが、自己免疫性疾患と考えられています。脂線炎により皮脂が減少し、角化障害が生じます。
症状
全身に脂の塊のような独特なフケが出ます。被毛や皮膚がベタついたり、脱毛が生じることもあります。
対策・予防
初期段階では薬により症状を抑えることができますし、シャンプーによる療法もあります。
臍ヘルニア
でべそになる病気ですが、ひどい場合はりんご程度の大きさになることがあります。
症状
軽症がほとんどですが、重症の場合は小腸が絡まりヘルニア嚢が腫れてしまい腸内に障害を引き起こします。腹痛や便秘の症状が生じます。
対策・予防
軽症の場合は自然治癒することがほどんどですので、経過を観察しましょう。腸内に障害が生じ痛みがあると、外科手術が必要になるでしょう。
甲状腺機能低下症
後天性で高齢の犬に発症しやすい病気です。自己免疫疾患により甲状腺が攻撃されたり、甲状腺の萎縮によりさまざまな障害が生じる病気です。
症状
元気がなくなったり、体重が増加する。脱毛が生じるなどの症状があります。
対策・予防
予防は難しいのですが、甲状腺ホルモン投与治療が行われます。投与は一生続ける必要があります。
秋田犬と生活している有名人
なべおさみ | 藤子不二雄A |
まとめ
秋田犬に関する情報でした。