ベルジアングリフォン
ベルジアングリフォンについてのまとめページです。
明るくてすぐに打ち解けられる性格なので番犬向きではありません。
あまり吠えないため、初心者でも飼育しやすいです。
英語表記 | Belgian Griffon |
原産国 | ベルギー |
平均体重 | 2.5kg~5.5kg |
平均体高 | 18cm~20cm |
体型 | 超小型 |
色の種類 | ブラック、ブラック&タン |
目次
性格・魅力
ベルジアングリフォンは陽気で明るく誰とでもすぐに打ち解けられる性格をしています。
小型犬ながら周りを見る洞察力に長けているので、非常に賢い犬種でもあります。
子供と一緒に遊んだり、飼い主にも飼い主の親しい人に対しても愛情を示してくれます。
グリフォン特有の鼻ペチャの愛らしい顔、ヨークシャテリアの遺伝子を持った綺麗なブラックカラーが魅力的です。
体の割に頭が大きく被毛も長めなのでぬいぐるみのような姿が人気を集めています。
小型犬で頭が良い犬なので、初めて犬を飼いたい人にも気軽に飼うことができる犬種でしょう。
フレンドリーな部分も魅力の一つです。
歴史・起源
ベルジアングリフォンは兄弟犬としてブリュッセルグリフォンやプチブラバンソンがいます。
2002年までは日本では3種とも全てブリュッセルグリフォンとして扱われていましたが、原産国であるベルギーで3タイプに分かれたので日本でもその基準に従っています。
グリフォンは元々過程でネズミ退治のために飼われていた猟犬です。
以後貴族にも愛された歴史の古い犬です。
外観・お手入れ
ベルジアングリフォンの頭部は丸いのが特徴でやや体の割に頭が大きい体格をしています。
マズルはグリフォン系なので、かなり短く耳はたれ耳です。
被毛はワイヤー状の毛質で、口周りに飾り気があるのが特徴です。
基本はブラックカラーがベルジアンと呼ばれていますが、ブラック&タンやブラック&レッドブラウンの毛並みの場合もベルジアンとみなされます。
被毛はどちらかというと長めなのですが、シングルコートなので抜け毛はそれほど気にしなくて良いでしょう。
しかし毛の質から絡みやすいのでできれば毎日ブラッシングをしてあげなければなりません。
最低でも週3回はコームでとかしてあげると良いです。
シングルコートなので寒がりですから、冬場の散歩には洋服が欠かせません。
運動・散歩
ベルジアングリフォンは猟犬だったのですが、大型犬の様に運動はそこまで必要としません。
1日に2回20分程度の散歩を定期的に行う程度でじゅうぶんです。
どちらかというと、肉体的な運動というよりもボール遊びをしたりおもちゃを使って体を動かす遊びの方が喜びます。
精神的な刺激が必要なので取り入れてあげましょう。
寒さに弱く、また真夏も弱い犬種ですので散歩に行く時間帯も気を付けてください。
気質
ベルジアングリフォンの警戒心はあっても社会性が高いため、すぐに打ち解けてしまいます。
番犬として飼うには向いていません。
また猟犬の気質から少し頑固な面があります。
頑固な面が自己中にならないよう、他の犬と触れさせあってより社会性を高めると良いですね。
警戒心はあるものの他の動物や犬に攻撃性を見せることはほとんどありませんので、吠えることはほぼありません。
個体によっては警戒心が強いと全く知らない人には吠えるときもありますが、来客時程度なのでマンション等でも飼える犬種です。
しっかりとコミュニケーションをとって可愛がっていれば、無駄吠えはないでしょう。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
ベルジアングリフォンのパグの短頭種の部分を受け継いでいるので、呼吸がそんなに上手な部類ではありません。
犬はハアハアという呼吸で体温を調節しますが、短頭種の犬は鼻の構造上スムーズな呼吸がしずらいのです。
ですから真夏の熱中症には気を付けてください。
熱中症は部屋の中でも起こりますので、真夏に留守番をさせるときには必ず部屋の中でエアコンを付けていきましょう。
健康・気を付けたい病気
ベルジアングリフォンについて症状や疾患についてご紹介しています。
軟口蓋過長
口腔内の天井部分から軟口蓋と呼ばれる器官があるのですが、その部分が長くなることで呼吸が妨げられる病気です。
ベルジアングリフォンのように短頭種は起こりやすい病気の一つです。
症状
対策・予防
犬種に起こりやすい病気のため、事前に防ぐ事がなかなか難しい病気ではあります。
しかし普段から犬の呼吸の状態をチェックしておけば、早期発見につながります。
呼吸器疾患
こちらも短頭種に多い病気で、もともと呼吸がしずらい犬種なので鼻腔狭窄から呼吸器に疾患が出る病気です。
症状
対策・予防
呼吸疾患の原因として肥満がよく取り上げられます。
おやつはあまりあげ過ぎないように心がけてください。
しつけの際にごほうびとしてあげる場合も、できればおやつではなく餌をあげるようにしましょう。
鼻の穴も定期的に詰まっていないかチェックしてください。
ベルジアングリフォンと生活している有名人
現在は芸能人の方は確認できず。
まとめ
ベルジアングリフォンに関する情報でした。
かわいらしい外見や明るい性格から家族の一員として楽しく過ごせます。
あまり運動量は必要ありませんが、20分程度の散歩やボール遊びなどで適度な刺激を取り入れてあげましょう。
もともと猟犬だったことから、やや頑固な面もありますが攻撃性はあまりなく無駄吠えも少ないですが、コミュニケーション不足になると吠えやすいので、しっかりかわいがってあげましょう。