コモンドール
コモンドールについてのまとめページです。
モップのような外見が特長で、警戒心が強くて上級者向きの犬種です。
英語表記 | Komondor |
原産国 | ハンガリー |
平均体重 | 40kg~60kg |
平均体高 | 65cm~80cm |
体型 | 大型 |
色の種類 | アイボリー |
目次
性格・魅力
コモンドールは自分で状況を判断し、行動する自立心が高い犬種です。もちろん飼い主やその家族に対しては愛情深く、自分が家族を守るという気持ちが高いため、警戒心が強く支配的な性格をしています。
普段はおとなしく穏やかですが、他の小さい赤ちゃんや動物を守る時には知らない人に攻撃的出ることもあります。飼い主は犬に慣れたしつけがきちんとできる上級者でないと、中々飼うのは一苦労する犬です。
元々は家畜を守る犬なので、番犬としては最適の犬です。家を守って欲しい時にはコモンドールはサポートしてくれるでしょう。
歴史・起源
13世紀ごろのハンガリーの山岳地帯で羊の群れをまとめるために、仕事をしてきたコモンドール。その頃の警備の仕事にふさわしい犬になるようにと選択繁殖された結果、オオカミさえ追い払う警戒心の強い犬種になりました。
戦争などで一時は減少しますが、愛好家に支えられ今では都会でも番犬として飼う人が多い人気の犬種です。
外観・お手入れ
顔も被毛に覆われていますがアーモンド形の目、短い鼻に耳は三角形で細長い形をしています。尻尾は長くて全体的にがっちりとした体形で、筋肉も骨格もかなり丈夫です。
被毛のお手入れにはかなり時間や手間がかかることを覚えておきましょう。フェルト状の固い被毛はブラシが通らないので手ぐしで整え、ほこりなどがあれば都度取ってあげましょう。
シャンプーをすると被毛が完全に乾くまで丸2日ほどはかかります。洗った後はなるべく清潔を保ち、皮膚が蒸れたり冷えないよう時折タオルで水分を拭くなどの工夫がいります。
運動・散歩
コモンドールは家で飼育する際にも、ちょっと遊べる庭や飼育スペースが十分備わっている戸建てなどの住宅の方が向いています。
ジャンプさせたり活発な動きができる運動を取り入れた散歩が必要です。散歩は1日2回、それぞれ1時間ずつは行ってあげましょう。
また涼しい地域なら屋外でも飼えますが、暑いところは苦手な犬種ですのでその辺は季節によって工夫がいります。
気質
飼い主はリーダーとして厳しく、かつ毅然とした態度でしつけられる技量が求められます。とはいえ家族や自分よりも弱いものを守ろうとする気質なので、子供もしっかりと守ってくれる頼もしい犬です。
性格自体は物静かなのですが、ひとたび警戒心に火が付くと吠えて威嚇することもあります。それをコントロールするには飼い主がしっかりとリーダーシップをとらなければなりません。
また子供と遊ぶ際に、子供の遊びのテンションが高すぎると攻撃されたと勘違いして挑んでくるので要注意です。そもそも家畜を守る犬なので吠えないことを求めるのは難しいようです。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
コモンドールは飼い主になるなら散歩の量にも気を付けなければなりません。運動不足になるとストレスがたまり、その警戒心を飼い主に向けます。
元々自分で状況を判断するように育てられてきた犬ですので、プライドが高いです。子犬の時からしっかりとしつけ、この犬に尊敬される飼い主でいなければ飼いにくい犬になってしまいます。
お手入れや環境なども踏まえてあげられる家庭が理想です。
健康・気を付けたい病気
コモンドールについての疾患や症状・対策についてご紹介しています。
眼瞼内反、外反
まぶたが内側に曲がりこんでしまったり、逆に外にめくれる病気です。被毛が目まで覆われているコモンドールは目のトラブルを起こしやすい環境下にあります。
症状
涙が増えたり、目をこすろうとする。
結膜炎や角膜炎を起こす。
対策・予防
まぶたの変形が進行している場合は切除する場合があります。顔回りの毛だけ短くカットするのも良いでしょう。
股関節形成不全
大型犬によくみられる病気で、股関節が正常に形成されていないために歩行障害が起こります。遺伝や後天的な原因があります。
症状
元気がなく、歩くとすぐに疲れる。
腰を振って歩いたり、足をかばう。
対策・予防
犬の体重や年齢によっても治療法は変わりますが、まずは痛みを取り食事療法や運動管理を行います。症状が重い場合は外科手術が行われます。
子犬時代から年齢にあったフード選びが大切で、肥満になって足腰に負担がかからないように対策を取りましょう。
また遺伝でも起こるので、親兄弟に同じ病気の子がいないかも飼う時にチェックしておきましょう。
コモンドールと生活している有名人
現在は芸能人の方は確認できず。
まとめ
コモンドールに関する情報でした。