シーリハムテリア
シーリハムテリアについてのまとめページです。
元々が狩猟犬として活躍していたこともあり、吠えやすい面もあります。根気強くしつけを行うときちんと言う事を聞いてくれます。
英語表記 | sealyham terrier |
原産国 | イギリス |
平均体重 | 8〜9㎏前後 |
平均体高 | 25〜30㎝ |
体型 | 小型 |
色の種類 | ホワイト、ブラウン、ブルーなど |
目次
性格・魅力
シーリハムテリアはテリア種の中でも、比較的おとなしく穏やかな性格です。
しかしやはり好奇心は旺盛で、動くものを追いかけ回したりいろいろな場所を探索するなど楽しいことが大好きです。
家族に対しては愛情深く献身的ですが、見知らぬ人には距離をおいたり威嚇する事が多く、番犬としても優れた能力を発揮します。
そんな可愛らしい容姿ですが、実は筋肉質で獣猟犬として生活していたこともあるというギャップも人気のポイントとなっているようです。
歴史・起源
シーリハムテリアは1985年から1891年にかけて作られた、比較的新しい犬種です。さまざまなテリア種にコーギーなどを掛け合わせて作られたと言われており、水辺で働くことのできる猟犬を得ようとして交配されたのが始まりです。
しかし、その作出は極秘で行われていたため、どの犬種をかけ合わせたのかは正確には分かっていません。アナグマやキツネといった動物の狩りや、鳴き声で追い立てるためにも力を発揮し、優秀な狩猟犬として重宝されました。
現在でも世界中で人気を集めており、番犬やショードッグとしても高い評価を得ています。
外観・お手入れ
小型犬の割にはとてもしっかりといた骨格をしており、体力も多く蓄えた犬種です。猟犬として生活していたこともあり、穴を掘ったり長く走り回ることもできます。
被毛は寒さに強い二重構造のダブルコートとなっており、長さもあります。そのため、抜け毛は多く換毛期にはかなりの量が抜け落ちます。普段から2〜3日に1回はブラッシングをして、抜け毛対策をしておきましょう。
また、針金状の被毛を持つためその手入れのために定期的なトリミングも必須です。少しコツが要るため、難しいようならトリマーに任せましょう。
運動・散歩
シーリハムテリアの散歩は毎日行う必要がありますが特に長い時間必要というわけではありません。30分程度の運動を朝夕2回行うだけでも充分です。
ただし、本来は身体能力も高く遊び好きな性格のため、散歩の他にもボール遊びなどを取り入れるととても喜ぶでしょう。
散歩の際には自分の好きなように歩きたがる傾向があるため、しっかりとリードで繋ぐか、自由に走らせる場合は足場の良い安全な場所で行うようにして下さい。
気質
家族に対してはとてもフレンドリーですが、見知らぬ人にはなかなかなつくことはありません。頑固で独立心が強いものの、家族を守るために来客に吠えて威嚇するというとても愛情深く献身的な部分もあります。
元々は狩猟犬としてキツネなどを吠えて追いかけていたこともあり、子犬のうちからきちんとしつけないと吠え癖がつく可能性があります。
シーリハムテリアの鳴き声は大きくて響きやすい性質があるため、マンションなどで買う場合には特に注意が必要です。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
シーリハムテリアは独立心が強く活発な性格のため、しつけはやや難航する可能性があります。なかなか言うことを聞いてくれなくても、焦らずに根気強く行いましょう。
家族や飼い主と認識できれば忠実で愛情深い性質を見せますので、小さな子供とも仲良くすることができるようになります。
きちんと主従関係を理解させながら、地道にしつけを行っていくと良いでしょう。一貫性のあるトレーニングが効果的です。
健康・気をつけたい病気
シーリハムテリアについての病気や疾患・症状について掲載します。
網膜異常形成
生まれつき網膜が上手く形成されていない病気で、具体的な治療方法は未だに見つかっていません。
症状の程度はさまざまで、軽症であればほとんど目立った症状はほとんど見られませんが、重症になると失明する場合もあります。
症状
軽症であれば、目の中に小さなシワや変性が見られる程度で視力には影響がありません。
重症の場合は網膜が剥がれてしまい、視覚障害や失明の恐れがあります。
対策・予防
先天性の病気であり、今のところ治療方法も見つかっていないことから完治させるのは難しいです。
投薬などで進行を緩和させるためにも、早期発見できるようこまめに目の中をチェックしましょう。異常が見られる場合はすぐに病院で検査をすることをおすすめします。
水晶体脱臼
眼球にあるレンズの役割を持つ水晶体が、本来あるべき位置からずれてしまう病気です。
通常は毛様小帯と呼ばれるケーブルで繋がれていてずれることのない水晶体が、何らかの理由で自由に動けるようになり、前後に外れてしまいます。
症状
瞳が小刻みに揺れたり角膜がむくんだりして、時にはずれた水晶体を確認することもできます。目に違和感を覚えるため、目を頻繁に気にする仕草を見せるようになります。
対策・予防
先天的に発症する場合もありますが、ブドウ膜炎や緑内障などの合併症により引き起こされる場合もあります。
また、水晶体に異常な圧力がかかることで水晶体が外れてしまうこともあるため、目への強い刺激を与えないように注意しましょう。合併症を防ぐために、水晶体や眼球を摘出する場合もあります。
シーリハムテリアと生活している有名人
有村実樹 |
まとめ
シーリハムテリアに関する情報でした。
独立心が強い傾向のためしつけは難航するかもしれません。焦らず根気強くおこなってください。一貫性のあるトレーニングをしてきちんと主従関係を理解させましょう。