ワイマラナー
ワイマラナーについてのまとめページです。
繊細な性格のため小さなお子さんがいる家庭ではあまり向きません。
猟犬だったためしっかりと運動量を確保しましょう。
英語表記 | weimaraner |
原産国 | ドイツ |
平均体重 | 30〜40㎏ |
平均体高 | 59〜70㎝ |
体型 | 大型 |
色の種類 | シルバー・グレーなど |
平均寿命 | 約14歳 |
目次
性格・魅力
ワイマラナーは、とても賢く自分で考えて行動する事ができます。
敏感で繊細なので、やや神経質で子供との相性はあまり良くないと言われています。
また猟犬として作出されたため、小動物などは追いかけてしまうので一緒に飼うことは難しいでしょう。
飼い主が落ち込んでいたり泣いていたりすると、その気持ちを汲み取ってそばに寄り添ってくれることもあるそうですよ。
歴史・起源
ワイマラナーはドイツ帝国の時代に、ワイマール地方の貴族たちが猟犬の長所を集めて作られたと言われています。
19世紀の前半にドイツで設立されたワイマラナークラブによって、実猟犬としてあらゆる場面で活躍できるよう作出されました。
猟は貴族の楽しみであったため、ワイマラナーの飼育も貴族階級のみとなっており、その繁殖は厳重に管理されていました。
その後、1938年にアメリカの狩猟家ハワード・ナイトがワイマラナークラブから3頭のワイマラナーを与えられて、クラブの管理の元アメリカでも繁殖が行われるようになりました。
そして1942年にはアメリカのワイマラナークラブが発足し、アメリカケンネルクラブにも登録されました。
現在では家庭犬としても人気が高く、ドッグスポーツや服従競技大会でも活躍しています。
外観・お手入れ
一般的なワイマラナーは短毛でグレーの毛色をしていますが、まれに長毛のタイプも存在しています。
筋肉の付いたすっきりとした体つきで、とても優美な姿をしています。
耳はたれ耳で、指の間に水かきがあるもの特徴です。
シングルコートで短毛なので、抜け毛はそれほど目立ちません。
手入れも比較的簡単で、ときどきブラッシングやシャンプーをしてあげるだけで充分です。
長毛種の場合は、抜け毛が目立ちやすいので週に1〜2回程度ブラッシングしてあげると良いでしょう。
運動・散歩
狩猟犬でもあったワイマラナーは、かなりの運動量が必要です。
朝晩2回の散歩では足りないほどで、それぞれ少なくとも1時間以上はかけなければなりません。
散歩だけでなく体を使った遊びを取り入れたり、時には思い切り走り回ることのできるドッグランなどに連れて行ってあげると喜びます。
気質
ワイマラナーの気質は安定していて、気持ちの浮き沈みなどが少ないので扱いやすい犬種です。
人にベタベタするタイプではありませんが、家族への愛情は深く、従順な態度を見せてくれます。
きちんと訓練することで、頼もしいパートナーとして活躍してくれるでしょう。
警戒心が強く、来客に対しては吠えること多いかもしれません。
足音などにも敏感に反応するので、番犬としても重宝されます。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
ワイマラナーは知能が高いので、物覚えもよくしつけは比較的しやすいです。
大型犬で力も強いので、待てなどの行動を静止する言葉を覚えさせておくと良いでしょう。
家族以外には距離をおいてしまいがちなので、子犬の頃から他の犬や人間と積極的に触れ合うようにして社交性を身につけておきましょう。
健康・気をつけたい病気
ワイマラナーの健康と疾患の特徴についてご紹介していきます
血友病
出血した時に血液が固まらず、出血が止まらなくなる遺伝的な病気です。
オスだけに発症し、運動をしただけで血管の出血が止まらなくなってしまうので散歩も困難になります。
症状
普段は目立った症状がないので、怪我をした時に初めて気づく場合が多いようです。
大きな怪我の場合は、出血多量で死に至る場合もあります。
対策・予防
遺伝性の病気なので、遺伝子検査によって血友病の可能性のある子犬が産まれないようにするのが唯一の予防策です。
また、病気に気づかずに怪我をしてしまい手遅れとなることのないように、子犬のうちにしっかり検査をしておくことをおすすめします。
胃捻転
胃の中で発生したガスや飲み込んでしまった空気などの影響によって、胃がパンパンに膨れ上がってねじれてしまう病気です。
ねじれた胃が周辺臓器を圧迫したり、血流にも悪影響を及ぼしさまざまな障害を引き起こします。
症状
腹部が膨張して触ると痛がったり、嘔吐やげっぷ、大量のよだれが出て食欲もなくなってきます。
さらに捻転した胃の影響で、さまざまな合併症を起こす場合があります。
対策・予防
胃への負担を避けるためにも、食後はできるだけ安静にして、すぐに激しい運動をするのは避けて下さい。
また、胃の中で膨らむようなドッグフードはできるだけ与えないようにしたほうが良いでしょう。
ワイマラナーと生活している有名人
プリンセス天功 | 宮前真樹 |
まとめ
ワイマラナーに関する情報でした。
猟犬だったため運動量が必要、で散歩やドッグランなどは必須だと思います。
そして愛情が深く、飼い主さん大好きな様子はとても魅力的です。
賢い犬種ですのでしつけもしやすいですが主従関係はしっかりしましょう。