夜泣きをする原因としつけ方法
犬も夜泣きをすると知り驚かれた方もいるのではないでしょうか?
実は犬も人間の赤ちゃんと同じように夜泣きをします。
夜泣きのタイミングや期間はそれぞれですが、家族に迎えたばかりの子犬が切ない声で鳴いていては家族もなかなか安心できませんね。
ここでは犬の夜泣きに注目してみましょう。
このように、夜泣きをする犬に対して適切に対処することが大切です。
犬が夜泣きをする理由や飼い主としてどのように接するべきなのかを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
子犬が夜泣きをする原因
ペットショップやブリーダーでは生後2か月前後の子犬が販売されています。
この時期の子犬は誰が見ても可愛いと感じる特別な存在です。
でも犬の発育という視点で見るとこの時期の子犬はまだまだ赤ちゃんであり親犬や兄弟と寝食をともにすべき時期です。
犬の発育から考えると子犬は生後3か月までは親犬や兄弟と過ごさせるべきとされています。
子犬は自分には理解できない理由で突然母犬や兄弟と離れ見ず知らずの場所で新しい家族と生活を始めるという様々な変化の最中にいます。
当然不安や緊張から夜泣きをしてしまうのも仕方がありません。
子犬が夜泣きをするときの心境
では夜泣きをするときの子犬の心境に目を向けてみましょう。
母犬や兄弟が傍にいないからこと大声で鳴いているのです。
このような心境で鳴いている子犬を叱ることや無視することがどんな結果を招くのかは明白でしょう。
ままた子犬の時期は様々な問題が起きます。
もし噛みつく癖がある場合はこちらを参照してみてください。
子犬の夜泣きのしつけ方
しつけとは犬に人間との暮らしのルールを教え習得させることです。
厳密には夜泣きはしつけでは治りません。
子犬の夜泣きを無視しても解決しません
子犬の夜泣きは想像以上に声が大きく響きわたります。
しつけ手法の1つに夜泣きは徹底的に無視をするという方法があります。
実はこの方法は必ずしも正解ではありません。
子犬にとって家族は唯一頼れる存在です。
子犬は家族に一刻でも早くそばに来て欲しいと思い大声で鳴いています。
家族が傍に来てくれないという状況を子犬は自分の声や存在に気が付いていないのではと理解します。
その結果、ますます大きな声でいつまでも鳴き続けます。
これでは一晩中家族と子犬の根競べが続くだけです。
子犬の夜泣きは叱っても改善しません
まるで絶叫するかのような鳴き方をする子犬を前につい苛立ちを覚えてしまうのは仕方がありません。
子犬を家族に迎えこれから楽しい毎日が始まると期待していたものの、実際には初日から夜泣きに悩まされるのですから当然です。
子犬は家族に叱られると家族には頼れないと理解し、母犬や兄弟をさらに追い求め大声で鳴き叫ぶようになるからです。
生後間もない子犬を家族に迎えるということは家族が子犬の母犬や兄弟の役割を引き受けるということだということを改めて考えてみましょう。
子犬の夜泣き改善策は生活環境の見直しが効果的
子犬の夜泣きに悩む時はまず子犬の生活環境、特に夜眠る時の環境を見直してあげましょう。
子犬が安心して眠ることのできる環境は下記です。
夜間や早朝に目を覚ました子犬が暗闇の中で不安を感じずに済むように工夫をしてあげましょう。
ペット用ヒーターの設定温度は25度前後です。
この温度は母犬や兄弟犬の体温とほぼ同等です。
つまりペット用ヒーターの上で眠るということは、まるで母犬や兄弟と寄り添い眠る時と同じぬくもりを感じることができます。
この方法なら子犬の不安解消にもつながります。
ペット用ヒーターはペット専門店やネット通販で3000円前後で販売されています。
この時期の子犬は甘噛みの癖があるのでかならずペット用に電源コードが補強され安全面に配慮した構造になっている製品を選びましょう。
子犬の夜泣きは自然と解消されます
一生夜泣きをする人間がいないのと同じ様に一生夜泣きをする犬もいません。
子犬の夜泣きはたいていの場合数日~数週間で自然と解消されます。
子犬が新しい生活環境に慣れたり、日中の運動量が増えることで自然と夜間の睡眠リズムが整うからです。
厳しく叱ったり、子犬との暮らしを諦める必要は全くありません。
即座に解決する方法はありませんがわずかな期間の問題と理解し接してゆきましょう。
高齢になり夜泣きをするケースも増加中
これまで犬の夜泣きといえば生後間もない子犬に限った問題でした。
しかし最近は高齢になり痴呆症や昼夜逆転生活を送る犬にも夜泣きがみられます。
このケースも子犬と夜泣きをする原因やしつけ方は同じです。
叱ることでは改善はできません。
睡眠環境を整えたり、あまりに問題が深刻化する場合は獣医師に相談し夜間は安眠できる方法を見つけてゆきましょう。