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ハウスのしつけ方法と注意事項

「ハウス」と言われてスッとクレートに入れる愛犬はどれくらいいるでしょうか。
指示どおりにクレートの中に入って静かに待っていられる犬であれば公共共通機関を使った移動や旅行、通院も楽にできます。

この楽は人にとっても犬にとってもストレスがないことに繋がります。

ハウスのしつけは、以下のように段階を踏んで焦らずに教えましょう。

ハウスのしつけをマスターするステップ
クレートの中におやつを入れて自分から入るようにする
クレートに入ったら「ハウス」と声をかけて動作と号令を連動させる
犬が嫌がるのにクレートに押し込むのはNG
クレートに慣れるように少しずつ滞在時間を延ばす
クレートのドアを閉めておやつをあげる
クレートの中にいるといいことがあると覚えさせる
吠えてもすぐにドアを開けないようにする
ドアを閉めて飼い主がいなくても鳴かないように繰り返す

このようにハウスのしつけをマスターするためには、クレートにいることが嫌なことではないと覚えさせるのがポイントです。

少しずつ慣れるように段階を踏んだハウスのしつけ方法と注意事項を紹介しますので参考にしてください。
 

【ステップ1】クレートに入る練習と注意点

まず、クレートを準備しましょう。
プラスチック製のもので、中で犬が体の向きを変えられるくらいの広さのものがお勧めです。

(1)ドライフードを5粒ほどクレートの奥に入れておく(扉は開けたまま)
(2)ドライフードを持った手を犬に見せ、クレートの入口まで誘う
(3)クレートの入口で一粒食べさせ、クレートの中に一粒落とす
(4)クレートに自分から入るのを待つ

 

クレートの中に入ってフードを食べ、出てきたら思いっきり褒めてあげてください。
出てきたらボールで遊ぶ、というのもいいですね。

クレートの中に自分から入り、クレートの中には嬉しいおやつがあって、出てきたら楽しいことがある!
こんな風に覚えてもらいます。

もし、どうしてもクレートの中に入れない場合は上下に分かれるタイプのクレートがお勧めです。

上を外し、下半分だけで練習しましょう。
下半分だけの状態で自分から入ることができるようになったら、上半分を付けて練習します。

スムーズに入れるようになったら、犬がクレートに入る瞬間に「ハウス」と声をかけます。
これを繰り返すことで、ハウス=入ること、と覚えてくれます。

クレートに入ることを覚えたらフードで誘導せずにクレートの入口を指し示しながら「ハウス」と言いましょう。
誘導なしで入れるようになるまで繰り返してください。

注意点は、犬をクレートに押し込まないこと!必ず、自分から入るのを待ってください。

最初は後足がギリギリ入る所でストップかもしれません。
しかし、続けているうちに「クレートの中は怖くないね」「中に入ると嬉しいことがある」と覚えて自分から入るようになります。

中に入るのを根気よく待ってください。

【ステップ2】クレートの中で過ごす時間を長くする練習と注意点

クレートにスムーズに入ることができるようになったら、中で過ごす時間を長くしていきます。

中に入れておくフードの数を増やす
数粒のフードを入れたコングをクレートの中に入れる
水で伸ばしてペースト状にしたフードを塗ったコングをクレートの中に入れる
オモチャをクレートの中に入れる

 

愛犬に合わせてクレートの中に入れるものを工夫し、クレートの中にいる時間を徐々に長くしていきます。
そして、出てきたら思いっきり褒めてあげましょう。

注意点は、必ず犬が完全に中に入った状態で滞在する時間を長くすることです。

ちゃんと中に入ることができないなら、ステップ1に戻って完全に中に入るまで待つようにしましょう。

【ステップ3】クレートのドアを閉める練習と注意点

クレートの中で1分以上いられるようになったら、ドアを閉める練習を始めましょう。

「ハウス」のかけ声でクレートの中に入らせ、ドアを閉めながらフードを一粒与えます。
食べている間にドアを閉め、ドア越しにフードを一粒与えます。

ドアを閉めたまフードを5~10粒ほど与えてください。
ドアが閉まることは怖いことではなく、いいことが続く、と体験させます。

フードを与える間隔を徐々に延ばし、鳴かずにフードを待てるように慣らしてください。

ドアを閉められることに慣れたら、クレートの中にオモチャを入れておいて中で一人遊びできるようにしてもいいですね。
ドアが閉まったクレートの中で数分間静かに過ごせるようになるまで根気よく繰り返してください。

クレートから出した後は、思いっきり褒めて遊んであげてください。
クレートの中に入った後は楽しいことがある! これも覚えてもらいましょう。

注意点は、吠えたり鳴いたりしてもドアを決して開けないこと!

「開けて!」と騒げば飼い主がドアを開けてくれる、と学習するのを防ぐため、開けないでください。
吠えたり鳴いたら無視し、静かになってからフードをあげたり、ドアを開けるようにしてください。

【ステップ4】飼い主の姿が見えない状況に慣らす練習と注意点

ドアが閉まったクレートの中にいられるようになったら、飼い主の姿が見えなくても鳴かないように練習します。

「ハウス」の声かけでクレートに犬が入ったら、毛布やタオルをクレートにかけて飼い主が見えないようにします。

この時、クレートの横にある小さな穴などから、5粒連続でフードを入れてください。
犬が吠えたり鳴いたりする前に素早く入れます。

そして、連続で入れたフードを食べ終わる直前(吠えたり鳴いたりする前)に扉を開けて犬を外へ出しましょう。
犬が外へ出ている間はフードをあげません。

再び「ハウス」の声かけでクレートに犬を入れ、毛布やタオルをクレートにかけて飼い主の姿が見えないようにします。

そうしながら、クレートの横の穴からフードを5粒連続で入れます。これを食べ終えて犬が鳴く前に扉を開けましょう。
犬が外に出ている間は、フードをあげません。

これを繰り返すと、飼い主の姿は見えないけれどクレートの中にいる方が嬉しいことがある!と覚えます。

飼い主が見えない状況に慣れてきたら、フードを与える間隔を長くしたり、クレートの中にコングやオモチャを入れて中にいる時間を長くしていきましょう。

飼い主が見えないクレートの中で遊べるようになったら、飼い主はクレートの傍を離れましょう。
飼い主の気配がない状態に慣らしていきます。

注意点は、鳴いた・吠えたからといって毛布やタオルを外したり、声をかけたりしないことです。
タイミングよくフードを連続して入れたり、ドアを開けたりしてくださいね。

少しずつステップアップしよう

ハウスの練習は少しずつステップアップしていく方法を取ってください。

クレートの中に居ると楽しいこと・嬉しいことがある! こう覚えてもらうとスムーズに「ハウス」の指示を聞けるようになるでしょう。

ハウスができるようになれば公共交通機関も周囲に気兼ねなく利用できるようになりますし、動物病院の待ち時間が苦痛になることもないでしょう。

段階が多くて根気がいるしつけですが、叱らず、焦らず、じっくりと向き合って進めてくださいね。

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須永智尋 (ドッグシッター・動物健康管理士・動物介護士)

須永智尋 (ドッグシッター・動物健康管理士・動物介護士)

【ドッグシッター・動物健康管理士・動物介護士】

大型犬好きのドッグシッター。しつけ、ペットと旅行、ワーキングドッグの訓練やケア、鳥や馬など色んな動物に関わる仕事をしていました。ダルメシアンの多頭飼いが夢。

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