トイレシートを破る原因としつけ方法
愛犬がトイレシーツを破ってしまうというお悩みや、破ったトイレシーツを食べてしまうという深刻なお悩みがたびたび寄せられます。
中には動物病院に駆けこむような深刻なケースもあります。
この吸収剤を愛犬が飲み込んでしまうと胃腸内で膨張し体調不良の原因にもなります。
トイレシーツのイタズラは決して見過ごしていい問題ではないので、正しい対処法で早急に解決してゆきましょう。
愛犬がトイレシートを破る原因と正しいしつけ方のポイントは以下のとおりです。
このように、トイレシートを破る原因を把握して、適切な対処をすることが大切です。
トイレシートを破る具体的な理由や対処法を詳しく確認してみましょう。
目次
どうしてトイレシーツを破ってしまうのか?
犬がトイレシーツを破ってしまう理由は下記です。
理由がたくさんあるからこそ、愛犬がなぜトイレシーツを破ってしまうのかを見極めないと効果的な対策を講じることはできません。
それぞれのケースごとに愛犬の気持ちを考えてみましょう。
退屈が理由で破ってしまうケース
長時間の留守番や運動不足、家事や育児に忙しい飼い主など愛犬が日々退屈さを感じている場合、衝動的にトイレシーツを破ってしまうことがあります。
飼い主の考えでは、オモチャが目の前やサークル内にあるにも関わらずどうしてトイレシーツを破ってしまうのかと感じるでしょう。
でも愛犬にとってはまるで動かない転がっているだけのぬいぐるみや毎日目の前に転がっているボールにはなんの魅力も感じません。
それよりもトイレシーツを破る方が満足感があります。
愛犬にとっては気軽なイタズラのつもりなのです。
排泄後の臭いを犬は数千倍の嗅覚で嗅いでいます
トイレシーツは高い吸収力と吸収したオシッコが逆戻りしないことがセールスポイントです。
もちろん吸収効果をセールスポイントにしている製品もたくさんあります。
でも犬の嗅覚は人間の数千倍もの機能があるといわれています。
人間であれはさほど気にならないと感じる排泄後の臭いも犬にとっては相当な悪臭を放っています。
つまりトイレシーツからはこの不快な臭いがずっと発せられているということです。
犬はその習性から自分の寝床や自分がいつも過ごす場所に排泄物の臭いが漂うことをとても嫌います。
この臭いが敵に自分の居場所を知らせることになり、敵からの襲撃を招くとさえ本能から想像してもいます。
この悪臭の原因であるトイレシーツを犬が破ったり、掘ったりするという行動はトイレシーツを片付けてしまいたいと愛犬が思っているからです。
この行動はイタズラではなく犬の習性ですから叱るだけでは改善されません。
叱られると愛犬はますますパニックになり、一刻も早くトイレシーツを片付けてしまいたいと思うようになり悪循環に陥ります。
排泄後にトイレシーツを破る癖がある愛犬には下記の方法が効果的です。
トイレトレーはスノコ付きのデザインがおすすめ
トイレシーツを破ってしまう場合は、トイレトレーをスノコ付きの製品に買い替えましょう。
まずは物理的にトイレシーツを破ることができない環境を整えます。
このトイレトレーはペットショップでも子犬のイタズラ防止に使用しています。
スノコがついているのでトイレシーツを破ることができないうえに、オシッコで愛犬の手足が汚れることも防ぐこともできます。
留守番中など排泄の都度トイレシーツをすぐに取り換えることができないご家庭でもこのトイレトレーを使えば安心して愛犬を留守番させることができます。
トイレ後はすぐにその場を離れるようにしつける
トイレシーツを破る行為を排便後に必ずしてしまうというケースがあります。
これは愛犬が便を隠したいと考えての行動です。
この行動を改善するには、排便後にすぐ飼い主が駆けつけ便を片付ける方法もありますが、実際に毎回徹底するのは難しいでしょう。
このような場合は下記の方法がおすすめです。
生活習慣を見直すことで愛犬のストレスも軽減してあげましょう。
トイレシーツ以外の退屈予防策も講じる
退屈や運動不足もトイレシーツを破る原因の1つです。
特に子犬や活発で運動量の多い犬種や若い犬は退屈が苦手で目のまえにあるものをなんでも遊びの材料にしようと考えてしまいがちです。
このような原因を解決するためには、愛犬の退屈さを解消する方法を考えてゆきましょう。
具体的な解決策は下記です。
これまでの生活に少しだけ工夫を施すだけでも改善につながります。
これまでの当たり前を少しだけ見直し、愛犬の退屈な気持ちを軽減してゆきましょう。
深刻な場合は動物病院で検査を受けましょう
すでに1歳を超えている成犬や突然トイレシーツを破るイタズラを開始した場合、トイレシーツを食べてしまう場合は念のため動物病院の受診もしておきましょう。
本来食べるべきでないと自分で分かっているものであっても、無自覚のうちに食べてしまうことがあります。
トイレシーツはもちろん散歩中に砂や小石、木の枝などを食べる犬もいます。
もちろんこの行動は犬の体にさらなる不調をもたらす危険な行為です。
もし愛犬が普段と違う異常な行動を続ける時は、何等かの不調のサインとも考えられるので動物病院で健康診断を受けると安心です。
家族だけで解決が難しい場合はしつけ専門家にも相談しましょう
様々な方法を試してみたものの、なかなか解決に至らない場合は、しつけの専門家に相談をしてみましょう。
しつけトレーナーの多くは自宅訪問でカウンセリングや問題解決にも取り組んでいます。
実際の生活環境や犬の行動を見ることで問題の原因を見つけ出すことができます。
飼い主だけでは気がつかない問題や原因もプロなら見つけることもできます。
ぜひしつけに困った時は解決を先送りにせずに専門家に相談をしてみてください。