レオンベルガー
レオンベルガーについてのまとめページです。
一見すると怖そうな外見ですが、実は優しくて家族をしっかり守ってくれる頼りがいのある犬種です。
英語表記 | leonberger |
原産国 | ドイツ |
平均体重 | 34〜50㎏ |
平均体高 | 65〜80㎝ |
体型 | 大型 |
色の種類 | ライオンイエロー、レッド、赤褐色、フォーン、クリーム |
目次
性格・魅力
大きくたくましい見た目のレオンベルガーですが、非常に愛情深く穏やかな性格実はとても心優しく辛抱強いというギャップが大きな魅力となっているようです。
家族を守ろうとする正義感も強く、番犬としても活躍してくれます。
歴史・起源
レオンベルガーの名前は、ドイツの都市・レオンベルグに由来しています。
1830年代の末、レオンベルグの市議員であったハインリッヒ・エスィヒという人物が市のシンボルであるライオンに似た犬を作ろうと育種を行ったのが始まりです。
セントバーナードなどの大型犬を中心に交配を繰り返し、1846年には現在のレオンベルガーの形が誕生したと言われています。
農家などでは使役犬として好まれ、その後イギリスをはじめとする世界各国に渡りました。
当初はあまり評判も良くなく犬種として認められていませんでしたが、次第に各国の貴族たちに好まれるようになり、人気が高まっていきました。
第二次世界大戦後にその数が激減しましたが、愛好家たちの努力によって繁殖が進められ、1988年にはついに新しい犬種としてイギリスケンネルクラブに登録されました。
外観・お手入れ
レオンベルガーはしっかりとした体つきで、体高よりも体長がやや大きめです。
大きくてとても迫力のある見た目が特徴です。
被毛の色はイエローやレッドなど様々ですが、顔には必ずブラックマスクがあります。
長毛のダブルコートで、抜け毛は非常に多い犬種です。
できる限り毎日ブラッシングをして、溜まった抜け毛を取り除いてあげましょう。
換毛期はさらに抜け毛が目立つようになりますので、より丁寧なお手入れを行い、時にはトリミングを行ってあげるのがおすすめです。
運動・散歩
レオンベルガーはしっかりとした大きな体ではありますが、特に激しい運動は必要としません。
その代わりに、毎日の散歩はしっかりと時間をかけて行ってあげましょう。
周りの犬や人に吠えかかることはありませんが、身体が大きく怖がられてしまいがちなので、必ずリードを付けて散歩をするようにしてください。
また、泳ぐことも好きなので思い切り泳ぐことのできる場所に連れて行くと喜んでくれるでしょう。
気質
優しくフレンドリーな性格なので、小さな子供とも仲良く接することができます。
また、他にペットがいる場合でも攻撃したりしないので、一緒に暮らすことも可能です。
また、他の犬に吠えかかられてもむやみに反撃することもない、とても辛抱強い犬種です。
番犬には不向きですが、とても利口で家族とも良い関係を築くことができるでしょう。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
レオンベルガーは落ち着いていて人の言うこともよく聞くので、しつけもそれほど苦労することなく行うことができます。
例え失敗をしても大声で怒ったりせず、信頼関係を大切に根気強く教えていってあげましょう。
とても穏やかでこちらから攻撃をすることはまずありませんが、大きな体なので子供や他の犬に恐怖を与えてしまいがちなので気をつけて見ていてあげましょう。
健康・気をつけたい病気
レオンベルガーの健康・気をつけたい病気についてまとめました。
レオンベルガー多発性ニューロパチー
レオンベルガー特有の遺伝子疾患です。
生後数ヶ月で発症し、運動神経や自律神経をはじめとする様々な神経系に障害を与えます。
症状
後ろ足の脱力や筋力の低下が起こり、病気が進行すると体重を支えられずに立つことも困難になります。
咽喉が圧迫されて呼吸が荒くなり、咳が出たり食べ物を詰まらせたりして飲食も困難になることがあります。
対策・予防
遺伝子疾患のため、事前に遺伝子検査を受けて病気の発症の可能性がある子犬を繁殖させないことが対策となります。
なるべく子犬のうちに検査を受けておくことをおすすめします。
また、発症してしまった場合には、症状の悪化を防ぐためにも病院できちんとした治療を受けるようにして下さい。
副腎皮質機能低下症(アジソン病)
腎臓の働きが低下することによって副腎皮質ホルモンが不足し、身体にさまざまな障害をもたらす病気です。
メスの犬に起こることが多く、その割合は8:2程度とも言われています。
症状
食欲が低下して元気がなくなり、体重が減少していきます。
尿の回数が増えるほか、下痢や嘔吐なども引き起こすことがあります。
大きなストレスを受けた場合、呼吸困難や意識障害を起こす場合もあるため注意が必要です。
対策・予防
予防するのが難しい病気でもあるため、まずは早期発見と早期治療が大切です。
元気がなくなったり、水を飲む量が目立って増えた場合には早めに病院で診てもらうようにしましょう。
レオンベルガーと生活している有名人
現在は芸能人の方は確認できず。
まとめ
レオンベルガーに関する情報を紹介しました。
大きな体つきですがとても穏やかで優しくて辛抱強い性格をしており、無駄吠えが少ないのが特徴です。
激しい運動は必要ありませんが、毎日1時間ほどの散歩時間を確保してあげましょう。