マンチェスターテリア
マンチェスターテリアについてのまとめページです。
好奇心旺盛な性格で飼い主の言う事をよく聞いてくれる犬種です。
しつけもしやすいので家庭犬として人気があります。
英語表記 | Manchester Terrier |
原産国 | イギリス |
平均体重 | 5~10kg |
平均体高 | 38~41cm |
体型 | 小型 |
色の種類 | ブラック、ブラック・アンド・タン |
目次
性格・魅力
マンチェスターテリアは活発で明るく、好奇心も旺盛です。
家族への深い愛情を持つ優しい犬種としても知られています。
学習能力が高く、しっかり教えられれば飼い主の命令にもきちんと従います。
見知らぬ人に対する警戒心があるので、番犬として頼もしく働いてくれるでしょう。
喧嘩早いところもあり、相性が合わない他の犬種に攻撃的になることもあるかもしれません。
マンチェスターテリアの魅力は、飼い主への服従心が強く、家族が大好きで献身的に守ろうとしてくれる性格です。
賢くしつけがしやすいので飼いやすく、室内犬としての人気も高まってきています。
活発で遊びが大好き、そして好奇心も強いので一緒に遊ぶのも楽しいですよ。
忠誠心も強いので頼もしいパートナーになってくれます。
歴史・起源
マンチェスターテリアは19世紀末のイギリスでは、ネズミ殺しゲームという娯楽が労働者階級の人気を集めていました。
ゲームのために飼われていたブラックアンドタンテリアと、グレーハウンドやウィペットを交配させて作られたのがマンチェスターテリアです。
第二次世界大戦中に数は激減するものの再び持ち直し、現在ではイギリスのみならず世界中で高い人気を集めています。
外観・お手入れ
マンチェスターテリアは小型犬ですが全身には引き締まった筋肉が付いています。
スリムでしなやかな体型をしていて、歩く姿は優雅で気品のある印象を与えています。
全身に生えているブラックの被毛は、光沢を放ちとてもきれいです。
耳は半垂れ耳ですが、断耳されて立ち耳になっている場合もあります。
尻尾は長くて格好良いサーベル形をしています。
マンチェスターテリアの被毛は短く、定期的なトリミングは必要としないのでお手入れは比較的簡単です。
抜け毛も少ないのでお掃除も苦労しませんね。
ブラッシングは週に数回、その他は固く絞った濡れタオルで時々体を拭いてあげると良いでしょう。
運動・散歩
マンチェスターテリアはそれほどたくさんの運動量を必要としません。
散歩は毎日2回、それぞれ30分程度すると良いでしょう。
活発で走るのが大好きなので、時々ドッグランで走らせてあげるとストレス解消になりますよ。
ただし成長期の小型犬は骨折しやすいので、過剰な運動や高い場所からの着地は避けるようにしてください。
気質
マンチェスターテリアの気質は活発で明るくやんちゃですが、感受性が強く繊細な一面もあります。
警戒心が強く、家族以外の人と仲良くなるには時間がかかるかもしれません。
少し臆病で、見知らぬ人に対して怖がることもあるようです。
好奇心旺盛でいろいろな事に興味を示しますが、飽きっぽいところもあり関心の対象がどんどん変わっていくでしょう。
甘えん坊のマンチェスターテリアは、寂しい気持ちから誰かにかまってもらいたくて無駄吠えすることがあります。
無駄吠えをなくすためには小さい時からの訓練が大切ですね。
寂しがり屋で家族と一緒にいるのが好きなので、長時間の留守番では吠えやすく近所へ迷惑をかけるかもしれません。
できるだけ一人にする時間を短くしてあげましょう。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
元々マンチェスターテリアは、ネズミ殺しのゲームのために飼育されていた犬種です。
そのため小さくて動く物を見ると、本能で追いかけてしまうことがあります。
散歩の際はきちんとコントロールしましょう。
小さい時からしつけるなら、飼い主への服従心が強まるのでわがままになることはありません。
甘やかさずに一貫したしつけをしましょう。
健康・気を付けたい病気
マンチェスターテリアについての症状についてご紹介しています。
椎間板ヘルニア
椎間板が破れることにより、脊髄や神経が圧迫される病気です。
症状
足が痛んだり麻痺する症状が現れます。
散歩や運動を嫌がるようになるかもしれません。
対策・予防
椎間板に負担を与えないことが大切なので、高い場所からの着地や、前脚を持ち上げて後脚で立たせる姿勢は避けましょう。
滑りやすい床の上ではなくマットの上で遊ばせることができます。
フォン・ヴィレブランド病
血液の凝固反応に異常が生じる遺伝子疾患の一つです。
症状
出血しやすくなったり、止血しにくくなる症状が現れます。
対策・予防
遺伝性の病気なので予防や根本治療は難しいでしょう。
出血した場合には、血液凝固の役割を果たすフォン・ヴィレブランド因子の濃度を高める製剤が用いられることがあります。
水晶体脱臼
目の中の水晶体が正常な位置からずれてしまう病気です。
症状
水晶体が欠けていたり、揺れるなどの症状があります。
対策・予防
テリア種は遺伝により水晶体脱臼を発症しやすいでしょう。
予防は難しいですが、遺伝子検査で病気を持っているか確かめることができます。
水晶体や眼球を摘出する外科手術が行われることもあります。
マンチェスターテリアと生活している有名人
三井理陽 | 橋本麗香 |
まとめ
マンチェスターテリアに関する情報を紹介しました。
明るく好奇心旺盛な性格で、一緒に過ごしていると楽しく、頼もしくも感じられるでしょう。
飼い主さんに対して服従心が強く、警戒心も強いことから番犬としても活躍してくれます。
いざという時にコントロールできるように甘やかさないしつけを心がけると、持ち前の賢さでしっかり覚えてくれます。