スタンダードプードル

スタンダードプードルについてのまとめページです。
様々な犬種の中でも賢くてしつけしやすいのが特徴です。独特のカットにする場合はトリミングのお手入れも必要になります。
英語表記 | standard poodle |
原産国 | フランス |
平均体重 | 20〜29㎏前後 |
平均体高 | 〜45㎝前後 |
体型 | 大型 |
色の種類 | ブラック、ホワイト、クリーム、ブラウンなどの単色 |
目次
性格・魅力
スタンダードプードルはとても頭がよく、その知能レベルは全ての犬種の中でもトップスラスです。
家族に対してとても愛情深いだけでなく、家族以外の人やほかの犬にも優しく上手に接することができます。運動能力が高く好奇心も旺盛で、遊ぶことも大好きです。
人と遊ぶことも大好きなので、一緒に公園やドッグランにお出かけするのも醍醐味です。
歴史・起源
プードルは長い間フランスが原産だと思われていましたが、実は古くから東西ヨーロッパに広く存在していたようです。そして、研究の結果プードルの祖先犬はロシアか中央アジアにおり、地域の犬たちとの交配を経てフランスにやって来たと考えられています。
現在は小型のトイプードルが一般的ですが、16世紀ごろまではスタンダードプードルかそれより大きな種類しかいませんでした。
使役犬として、荷車引きやカモ狩りなどをしていたのだそうです。ほかにもサーカスで芸を行ったりトリュフ探しに使われたりと、その活躍の場は多岐にわたります。その役割に合わせてサイズの改良などが行われてきましたが、トイプードルまでのミニチュワ化の経緯は未だに不明です。
最近ではトイプードルよりもさらに小さいタイニープードルやティーカッププードルも作られ、世界中の家庭で愛され続けています。
外観・お手入れ
毛色やカットの仕方によってさまざまな見た目に変化し、それぞれの個性を楽しむことができます。手足が細く小顔で、独特のカールがかかった被毛がとても気品を感じさせる外観です。
被毛は一種類のみのシングルコートで硬めの毛質のため、抜け毛は比較的少ないです。しかし毛量は多く、美しい毛を保つためにはきちんとお手入れをする必要があります。ブラッシングは最低でも週に2〜3回、プードル独特のカットをしている場合は定期的なトリミングも行います。
抜け毛が少ないとは言え、やはり換毛期には多くの毛が抜けるためより念入りにケアしていきましょう。
運動・散歩
スタンダードプードルは他の犬と比べても肉球が厚く、足の筋肉が発達しているため運動が得意です。特に走ったり泳いだりすることに長けていて、それらの競技の大会に参加することも多いようです。
このように体を動かすことが大好きなので、毎日しっかりと運動の時間を確保してあげましょう。散歩は1日2回、できれば各1時間以上かけて行うのが理想的です。散歩以外にも、ボール遊びや頭を使うゲーム要素のある運動を取り入れると喜んでくれるはずです。
気質
明るく人懐っこい性格なので小さな子供とも仲良くすることができますが、大型犬で力は強いため、誤って子供に怪我をさせないように気をつけなければいけません。
頭がよく、むやみに人を威嚇したり無駄吠えをすることはありません。しつけもしやすいので、とても飼いやすい犬種としても有名です。
ただし、ストレスや運動不足などさまざまな要因によって無駄吠えの癖が付いてしまう場合があるので注意しましょう。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
スタンダードプードルは賢くて吠えにくく非常に訓練しやすい犬種ですが、頭が良いだけにしつけがきちんとできていなければ自分の意志で勝手に行動してしまうこともあります。
身体が大きいため、外でも思わぬ事故を起こすことのないようきちんと訓練を行いましょう。大型犬ですが見た目が可愛らしいため、公園などでは警戒心のない子どもたちも寄ってくるかもしれません。
興奮状態になって吠えたり追いかけたりしないようにしっかりとリードを持ち、飼い主が主導権を握るようにして下さい。
健康・気をつけたい病気
スタンダードプードルについての疾患や症状についてご紹介しています。
脂腺炎
皮膚の遺伝子疾患での1つで、スタンダードプードルは潜在的に持っていると言われています。目立った症状がないことが多く見逃しがちですが、重症化すると皮膚にさまざまな異変が表れます。
症状
身体にフケや脱毛が見られます。初期の症状はほとんど気づかない程度で、放っておくと次第に重症化して範囲が拡大したりニオイも出てきます。
対策・予防
効果的な治療法は未だに見つかっていないため、薬用のシャンプーなどでフケを定期的に洗い流してあげましょう。
アジソン病
副腎皮質機能低下症とも呼ばれ、副腎皮質ホルモンの低下によって身体にさまざまな異常をきたします。多くの犬種ではメスに見られることが多いですが、スタンダードプードルではオスとメスどちらにも起こり得る病気です。
症状
急性の場合は急に元気がなくなたりして倒れることがあり、すぐに治療を行わないと命に関わってきます。慢性のものだと食欲が落ちたり嘔吐や下痢などが見られ、症状が良くなったり悪化したりを繰り返します。
対策・予防
アジソン病は早期発見と早期治療がカギとなります。異変が見られた場合はすぐに病院で治療を受けるようにしましょう。
慢性の場合は不足している副腎皮質ホルモンの治療を生涯に渡って行いますが、自分で副腎皮質ホルモンを作れるようになって投薬が不要になることもあります。
スタンダードプードルと生活している有名人
下柳剛 | 矢田亜希子 |
まとめ
スタンダードプードルに関する情報でした。
愛らしい見た目で性格も優しくおおらかなため、しつけはしやすい犬種です。しつけは忘れずにきちんと行ってください。頭が良いためしつけがされてないと自分の意志で勝手に行動してしまうこともあります。