ペットフードガイドラインとは?
ペットフードガイドラインとは環境省が犬、猫の飼い主に向けて発行しているペットフードに関するガイドブックです。
ペットフードが多用化する中で、初めてペットを飼う方が正しい知識を持ち、適切な飼育を行う事が出来るようにと、内容はとても基本的な項目をわかりやすく説明しています。
目次
必要とする栄養素の基本的項目
例えば、人間、犬、猫の味覚の違いや犬や猫が必ず必要とする栄養素など基本的な項目です。
ドックフードの種類
ドライタイプのドッグフードを選ぶ時、大抵の方はパッケージ、価格、メーカーを基準に製品を選びます。
中には犬種別ドッグフードであれば無条件に選ぶという方もいるでしょう。
市販のドッグフードには以下があります
総合栄養食
この基準を満たしている製品と十分な水を接取するだけで、犬が必要とする栄養をバランスよく接取出来る製品
間食
この製品はあくまでもおやつという位置づけで、食事としての栄養は満たしていない製品。
この製品だけでは十分な栄養を接取出来ないので、別の製品を併用するか飼い主が手作り食与え栄養バランスを整える必要がある製品
栄養補助食
缶詰やふりかけなどに記載される事の多い表記です。
栄養はごく一部に限られているので、この製品だけでは主食としての役割を果たさないという意味です。
缶詰だけでは食事としては十分ではないので、ドライフードの併用を推奨している事が一般的です
という区分が表示されています。
製品だけで十分な栄養を接取出来るのかが基準
この区分は愛犬の食事を考えるうえでとても重要な意味があります。
このようなドッグフードの仕組みを説明してくれている資料がペットフードガイドラインなのです。
手作り食に関する説明も記載されています
ペットの健康志向の高まり、アレルギー発症率の増加、愛犬の高齢化など様々な理由から、市販のペットフードを使用せず、飼い主の手づくり食に取り組む方が増えています。
ペットフードが市販されるようになるまでは、犬の食事は飼い主の食べ物の残り物が当然とされていました。
この頃はペットにアレルギーがあるという事も癌や生活習慣病のリスクもまるで注目を浴びることもありませんでした。
その後ペットフードが流通し、安価な原材料の使用、添加物の多用、栄養バランスの崩れた食事が続き、ペットは様々な健康問題を抱えるようになったのです。
ペットの栄養学の基本を理解する事
ドライフードを食べる事で慢性的に生じる接取水分量不足や慢性的な便秘もペットフードの弊害と言えます。
特にペットの手づくり食においては「生食」を推奨する傾向がありますが、その際も十分な注意が必要です。
生食推奨の背景には
などの理由が挙げられます。
衛生管理も加熱調理を前提に
日本のスーパーや食料品店で販売されている肉や魚は原則として加熱調理を前提に加工されています。
当然の事ながら衛生管理も加熱調理を前提とした基準に基づき取り組まれています。
その為、たとえ人間用食材であっても肉や魚を生のまま与えるには注意が必要と言えます。
ネットショップの中には、ペット用生肉を販売している店舗も多々あります。
法的にはこのようなペット用生肉に関する基準が設けられていないという事も承知しておく必要があるでしょう。
正しいカロリー計算方法も説明されています
ペットフードのパッケージにはそれぞれのペットの年齢、体重に応じた給与量が記載されています。
この数値の算出には、犬種それぞれの規定サイズが用いられています。
しかしペットの体のサイズには相当な個体差があるうえに、生活環境、運動量、体質によって必要となる栄養量は大きく異なります。
肥満や生活習慣病にならない為に
この差を解消しておかないと、肥満や生活習慣病という問題が生じます。
市販のペットフードは一見どれも同様に見えますが、実際には製品によってカロリー量が異なります。
目分量で与えるのではなく、ペットそれぞれに適した容量を把握してあげましょう。
ぜひ一度正しい数値を算出しておきましょう。
まとめ
環境省の発行するペットフードガイドラインは、インターネットから閲覧する事が可能です。
ペットフードに関する基本的な知識を得る事が出来ます。
ぜひ初めて犬や猫を飼う方、犬や猫の健康に関するお悩みがある方はぜひ一度目を通して欲しい資料です。