スコティッシュテリア(スコッチテリア)
スコティッシュテリア(スコッチテリア)についてのまとめページです。
頑固な性格と言われていますが、いきなり噛み付くような事は少ないと言われています。しっかり上下関係をはっきりさせてしつけをしましょう。
英語表記 | scottish terrier |
原産国 | イギリス(スコットランド) |
平均体重 | 8〜10㎏前後 |
平均体高 | 25〜28㎝ |
体型 | 小型 |
色の種類 | ブラック、ブリンドル、ウィートン |
目次
性格・魅力
スコティッシュテリアはテリア種の中でも特に警戒心が強く、頑固で強気な性格の持ち主です。家族に対しては友好的であり見知らぬ人には無関心な場合が多いため、いきなり噛み付いたりすることはめったにありません。
しかし、ほかの犬に対しては負けん気の強さを発揮して、自分から攻撃的に吠えかかることがあります。
身体の割に頭が大きく顔は長い毛で覆われていて、アメリカではそれが口ヒゲのように見えるということで話題を呼びました。その独特の見た目も大きな魅力となっているようです。
歴史・起源
スコティッシュテリアはイギリスのスコットランドが原産のテリアで、1860年ごろに初めてドッグショーに出た際にはスカイテリアやダンディディンモントテリアなどと混同されていました。
しかし、それぞれの犬種を飼育するオーナーたちがひとまとめにされることに不快感をいだき、どの犬が真のスコティッシュテリアにふさわしいかという議論が行われます。
それにはオーナーたちだけでなく畜産の研究者らも参加して、最終的に選ばれたのが現在のスコティッシュテリアの祖先犬でした。
その後も長きに渡って改良が進められ、1934年についにイギリスのケンネルクラブに登録されました。第二次世界大戦後にはアメリカでも大統領のペットとして飼育され、スコティッシュテリアの名が広まっていきました。
外観・お手入れ
顔にも長い毛が生えており、眉毛やヒゲのように見えることもあります。スコティッシュテリアは、被毛が二重構造になっているダブルコートの犬種です。外側に生えているオーバーコートが硬い毛質となっており、毛が絡まりやすくなっています。
そのため抜けた毛が落ちて床に散らばることは少ないですが、オーバーコートに絡まって身体についたままになってしまう事があります。アレルギーなどの皮膚病を予防するためにも、少なくとも週に2〜3回はブラッシングをして抜け毛を取り除きましょう。
運動・散歩
スコティッシュテリアは小型犬ですが筋肉質で体力も多く蓄えているので、充分な運動が必要です。散歩は30分から1時間程度、朝と夕方の2回行いましょう。
さらに、散歩以外にも庭でボール遊びをするなど、自由に動き回れる運動を取り入れるのがベストです。ほかの犬に対しては攻撃的になりやすいため、公園やドッグランなどで運動を行う場合は常に目を離さないように注意して下さい。
気質
スコティッシュテリアはテリア気質とも呼ばれるように、活発でプライドが高く、頑固で負けず嫌いです。中でもスコティッシュテリアは、そんな性格が典型的に表れているそうです。最後まで抵抗する頑固者という意味で、ダイハードとも呼ばれることがあると言います。
人に対していきなり吠えかかることは少ないですが、散歩などで他の犬に出会ったときや不安などが原因で吠えることがあります。無駄吠えをなくすためには、飼い主との上下関係を認識させてきちんとしつけをすることが大切です。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
非常に頑固な性格のスコティッシュテリアは、やはりしつけは大変で苦労することも多いようです。まずは、飼い主を自分より上の立場だと認識させるように子犬のうちから服従訓練を行いましょう。
飼い主と認めた相手には徹底的に従うという忠誠心の高さも持っているため、きちんと上下関係が作られていればとても利口な犬になるはずです。
ただし、プライドが高いため叱る時に厳しくしすぎたり罰を与えると、信頼関係が崩れてしまいます。しつけは、できるだけ褒めて伸ばすように心がけると良いでしょう。
健康・気をつけたい病気
スコティッシュテリアについての特異的な症状についてご紹介しています。
尿石症
尿に含まれるミネラル成分が結晶化して、腎臓や膀胱、尿道などに詰まってしまう病気です。体質によるもののほか、食事や細菌、肝疾患などが原因で起こる場合があります。
症状
何度もトイレに行くのに量が少ない、血尿が出るなど排尿に影響が出ます。また、発熱や食欲不振を起こすこともあります。結石が詰まって全く尿が出ない状態になると、膀胱炎を起こして命に関わる場合もあるので注意が必要です。
対策・予防
水分不足でも結石ができやすくなるため、積極的に水を飲ませるようにしましょう。尿が長く溜まっているのも良くないため、排尿を促すのも効果的です。
また、結石に対応したエサなども販売されているので、かかりつけの病院で相談して食事療法を行う方法もあります。なによりも、まずは異変を見つけたら早めに検査をすることをおすすめします。
フォンビルブランド病
怪我をした時の止血に関わっているフォンビルブランド因子が異常を起こし、上手く機能しなくなります。遺伝子疾患のため、生まれつき血が止まりにくいなどの症状が表れます。
症状
出血することが多く、なかなか血が止まりません。
血尿や内出血を起こすことがあります。
対策・予防
先天性の疾患のため今のところ具体亭な予防策は無く、フォンビルブランド病を発症する可能性のある遺伝子を持つ犬を繁殖させないようにするしかありません。発症してしまった場合には投薬で症状を緩和させるほか、日頃から出血を防ぐための工夫をすることが大切です。
スコティッシュテリア(スコッチテリア)と生活している有名人
現在は芸能人の方は確認できず。
まとめ
スコティッシュテリア(スコッチテリア)に関する情報でした。