アイリッシュウルフハウンド

アイリッシュウルフハンドのまとめページです。
外見はたくましいですが、性格は穏やかでおっとりしています。忍耐強く落ち着いた性格が特徴です。

 
↑音声からアイリッシュウルフハンドを知ることが出来ます。

犬種の性格・魅力

アイリッシュウルフハンドは感受性が強く傷付きやすいというデリケートな一面もありますが、我を張ることなく小型犬や他の動物とも仲良くできるという特徴もあります。

警戒心により、時折見知らぬ人に対してやや攻撃的になることもあるかもしれません。

超大型であるのに怖さを感じさせず、家族が大好きで主人に忠実であるのもアイリッシュウルフハンドの魅力といえるでしょう。
また、小さい子供や他の動物とも仲良く遊べるので、猫などの他のペットを飼っていても一緒に飼えるというメリットもありますね。

歴史・起源

アイリッシュウルフハンドは、紀元前1500年頃ギリシャからアイルランドに渡ってきたようです。紀元前400年頃ローマに贈呈されたという記録も残っており、古い歴史のある犬種であることが分かります。

1800年代には絶滅の危機に陥りましたが、愛好家が交配を繰り返すことにより同じタイプを繁殖できるようになったそうです。

外観・お手入れ

筋肉が発達し腹部が引き締まっているので、外観は非常に優美で力強いのが特徴。目と目の間隔は狭く、小さい濃い色の瞳が印象的でしょう。
被毛は硬くてゴワゴワしているので、ブラッシングは丁寧にする必要があります。被毛はブラシにからまりやすいので、皮膚を引っ張らないよう気をつけましょう。

毎日朝と夕に一回ずつブラッシングをしてください。トリミングは頻繁にする必要はないのですが、目の周りに硬い被毛があるので、伸びた毛を必要に応じてカットすると良いでしょう。

運動・散歩

アイリッシュウルフハンドは比較的長い時間の散歩を必要とする犬種です。

1日に2回は散歩し、1回に1時間程度の時間をかけるのが理想です。

運動が好きなので、早いペースで歩くか、軽いジョギングをする感じで走りながら散歩をするのが良いでしょう。引っ張る力も強いので、飼い主にも体力が求められそうですね。

気質

デリケートな気質も持つため、他の人から不親切な扱いや態度を示されると傷付いてしまうでしょう。おっとりとしていながら賢く従順な気質があるため、長い歴史の中で愛され続けてきたのですね。

アイリッシュウルフハンドは元々は吠えやすい犬種なので、吠えないようしつけることが必要になります。警戒心が強まると吠える傾向があるので、まずは安心させてあげましょう。

吠えるのをやめないときは、かるく鼻をつかみながら低い声でダメと言います。叱られていることが分かると、吠えるのがダメだと判断できるようになります。

一緒に生活する中のしつけや注意事項

超大型のアイリッシュウルフハンドを飼うには、十分なスペースを確保することが必要です。定期的な運動を必要とする犬種なので、できれば広々とした庭で飼うのがベストでしょう。

ストレスがたまると吠えやすくなるので、愛犬の環境に気を配りながら吠えないようしつけをする必要があります。十分な運動をさせ、定期的にコミュニケーションを取り、いっぱい愛情を注いで安心感を与えましょう。

健康・気を付けたい病気

アイリッシュウルフハンドの疾患や病気についてお伝えします。

心筋症

大型犬は体の大きさに比べて心臓が小さいため、心臓にかかる負担も増えるでしょう。心筋症とは心臓の壁が薄くなったり、逆に厚くなったりし、心機能が低下する病気です。

症状

呼吸が苦しそうといった症状が現れるでしょう。

対策・予防

心筋症は突然死につながることもあるので、心臓の定期検診をして病気をチェックしましょう。

股関節形成不全

骨盤と大腿骨をつなぐ股関節に異常が現れる病気です。遺伝によることもあれば、肥満によって股関節に負担がかかり発症することもあります。

症状

脚をひきずったり、すわったときの姿勢が歪むことがあります。

対策・予防

肥満を避けるために適切な食事制限が大切です。成長期に応じて適度な運動をさせましょう。

胃捻転

胃が捻じれてガスがたまる病気です。致死率が高い病気の一つです。

症状

食欲低下や呼吸困難、ゲップをよくする、お腹が膨れるなどの症状があるでしょう。

対策・予防

食後に運動すると、重たい胃が体の中で動き胃捻転になりやすくなります。食べ過ぎや早食いはさせないようにし、一回の食事量を減らすことができるでしょう。

アイリッシュウルフハンドと生活している有名人

まとめ

アイリッシュウルフハンドに関する情報でした。

超大型犬のため十分な運動量が必要です。1日に2回は散歩し、1回に1時間程度の時間をかけてください。

そして、見かけによらず傷つきやすいデリケートな気質なので、定期的にコミュニケーションをとって愛情を注いであげましょう。