ボロニーズ
ボロニーズについてのまとめページです。
初めて犬を飼う人にもおすすめできる犬種です。
きちんとしつけて安心させると吠えにくくなります。
英語表記 | Bolognese |
原産国 | イタリア |
平均体重 | 3kg~4kg |
平均体高 | 25cm~28cm |
体型 | 超小型 |
色の種類 | ピュアホワイト |
目次
性格・魅力
ボロニーズは素直で落ち着いた性格をしており、飼い主に対しても非常に従順な犬です。
優しいので小さい子供や高齢者のいる家庭でも問題なく飼えます。
また初めて犬を飼うという人にもぴったりの犬種ではないでしょうか。
陽気で明るい面もありますし、犬と深い絆で結ばれていたいという人は最適でしょう。
あまり自己アピールをせず、控えめなところがあります。
ボロニーズは毛色がピュアホワイトでふわふわ、まるでわたあめのような愛らしさが魅力的です。
ピュアホワイト以外はボロニーズとされませんので毛色はホワイトのみです。
マルチーズなどのビション系の犬の中でもダントツで飼いやすい犬です。
やんちゃなところもあって、ぴょんぴょんと跳ねる姿は非常に可愛いですし、守ってあげたくなります。
歴史・起源
ボロニーズはイタリアのボローニャ地方の名前からボロニーズという名前が付けられました。
主に貴族の間で可愛がられており、贈り物として権力者たちの間で献上されていた歴史があります。
1980年代にイギリスなどの国外にも輸出されるようにはなりましたが、流行犬種ではないので個体は少ないです。
手に入れるのは難しいですが、繁殖家も増えてきてはいます。
外観・お手入れ
ボロニーズは白くてふわっとしたボリュームのある被毛が特徴です。
シングルコートなので抜け毛も少ないため、アレルギーを持つ人でも飼いやすいです。
体形はスクエア型で真っすぐな足を持っており、全体的にバランスのとれた体つきをしています。
目は黒っぽく丸いのが特徴でたれ耳であり、尻尾もボリュームのある被毛で背中に向けて巻いています。
被毛は長く長毛なので、定期的にシャンプーをしてあげると良いでしょう。
シングルコートなので放置してもどんどん伸びる事はありません。
また肛門付近の毛は清潔にするために短くカットすることをおすすめします。
たれ耳なので湿気がこもりやすいですから、こまめに耳掃除をしてください。
運動・散歩
ボロニーズは猟犬ではなく愛玩犬なので、運動量は多くなくて構いません。
ただ気分転換も必要ですし、社会性を持ってもらうために散歩には毎日連れて行きましょう。
1日に朝、晩2回20分程度行っていれば良いです。
また室内でのボール遊びなど、人にかまってもらうことが好きな犬種ですから精神的なコミュニケーションを大切にしてください。
気質
ボロニーズはやんちゃな面もありますから、いたずらをすることもあるでしょう。
しかし基本は温厚で人が大好き、すぐに打ち解けられます。
少し臆病なので大きい動物などが苦手ですから、多頭飼いの家庭にはあまり合わない犬種かもしれません。
徐々に慣れさせるなど時間が必要です。
またあまりに甘えさせて育てると留守番ができず、分離不安が出やすいでしょう。
お客さんが来た時や、何か物音がした時に吠えるなど怖がって吠えることはあるでしょう。
しかしそれは気弱な性格からきているので安心させてあげると良いです。
また家の中にこもらず、社会性を身に着けさせることで少し大胆さを持ってもらうと良いでしょう。
ドッグランなどで他の犬と接しさせてあげると良い訓練になりますよ。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
ボロニーズはシングルコートなので冬の寒さは苦手です。
散歩に出かける際に洋服を着させてあげると良いです。
人に構われるのが好きなので室内で飼い、飼い主と十分にコミュニケーションをとりましょう。
しつけはさほど手間がかからないですが、しっかりと子犬からしつけておかないと依存心が高くなりわがままになったり離れられなくなったりします。
健康・気を付けたい病気
ボロニーズの症状や疾患についてご紹介しています。
レッグペルテス
大腿骨頭と呼ばれる太ももと骨盤を結ぶところへの血行が阻害され、大腿骨が壊死してしまう病気です。
原因ははっきりとはしていませんが、後遺症が残りやすいので気を付けましょう。
症状
対策・予防
ボロニーズが特別かかりやすいわけではありませんが、成長期の小型犬に多い病気です。
遺伝が関係している可能性があり、予防策はとれません。
ですから早期発見で内科的治療を行い、進行具合によって手術が必要となります。
外耳炎
耳の外耳と呼ばれる部分が炎症を起こしてしまう病気で、たれ耳の犬種に多いです。
ひどくなると中耳炎や内耳炎を起こします。
症状
対策・予防
寄生虫や細菌など様々な原因で外耳炎になります。
たれ耳には多い症状ですから、普段からしっかりと耳掃除をしておく必要があります。
またボロニーズは外耳炎の外にも体全体の皮膚炎も起こしやすいです。
シングルコートだからとブラッシングをせずに放置せず、皮膚のマッサージを兼ねてブラッシングを行いましょう。
ボロニーズと生活している有名人
相武紗季 | 岡安由美子 |
まとめ
ボロニーズに関する情報でした。
臆病な面や分離不安が出やすい傾向があるため、できるだけ社会性を身につけるために散歩に連れていったり、安心できるように声をかけるなどの工夫も必要です。
しつけで苦労することはあまりないかもしれませんが、依存心が高くならないように子犬の頃からコミュニケーションを図ってきちんと教えてあげましょう。