肉類メインのドッグフードの特徴

長年に渡ってドッグフードの原材料は安価な穀類が当然とされていました。
しかし最近、海外製品を中心に肉をメインに配合した高品質なドッグフードが増えています。
これらの製品はアレルギーに配慮し、単一素材原材料を調整し、愛犬の健康を第一に考え製造されています。
これらの粉砕した穀物はアレルギーなど様々な不調をもたらす事が明確になり、愛犬の食事をより安全、安心で犬本来の食性に基づいたものに改善しようという取り組みの中で、肉類をメインに配合した製品が誕生しました。
目次
肉類メインの2つの特徴
肉類をメインにしたドッグフードには2つの特徴があります。
これまで国内でプレミアムドッグフードと呼ばれ、有名ペットショップで大々的に取り扱いがされてきた製品は、肉類の配合比率が15~18%ほどでした。
肉類をメインに配合するという事は、当然原材料コストが高騰し高額な設定になります。
でもドッグフードの価格を30日間、一日2食で換算してみると意外にも一食あたりは数百円程です。
さほど高額ではないと感じられるでしょう。
肉類の配合比率が高い
残りの部分は穀物で補われていましたが、最近は新たな製法も確立され穀物を配合しなくても粒を凝固させる事が出来るようになり、肉類の配合比率を30~50%と驚くほど高比率にもした製品も誕生しています。
中には肉類と野菜だけで製造されて製品もあり、益々犬本来の食性に近づいた生活が出来るように取り組みが進んでいます。
肉類メインのドッグフードの中には、アレルギー対応用に単一種の動物性タンパク質に限定した製品が多く、持病がある場合も安心して与える事が出来ます。
肉類メインのドッグフードを与えるメリット
肉類メインのドッグフードを与える最大のメリットは、高い栄養価と犬本来の食性に合致している。
犬は雑食系肉食
犬は本来雑食系肉食の動物です。
犬やオオカミが野生で生活をし、本来の食性に基づいた食事をしているときは、摂取する穀物の量はごく僅かです。
獲物として草食動物を捕獲した時に、その草食動物の内臓内に残された消化途中の穀物を内臓ごと食べる事で、間接的に接取します。
この内臓内の穀物はすでにある程度の消化吸収が進んだ状態であって、犬の体内にビタミンやミネラルなどの栄養をもたらしてくれます。
動物性たんぱく質の愛犬へのメリット
もちろん獲物そのものから接取する栄養素は動物性タンパク質がメインです。
ドッグフードの場合、穀物であるトウモロコシや大豆が加熱処理はされているものの、未消化の状態で配合されているので、犬は体内に取り込み、一から自力で消化吸収を始めなければなりません。
犬の内臓はこのように穀物を一から消化吸収するような構造が整っていないので、内臓機能には負担がかかり、未消化のまま排泄されます。
この負担の軽減という意味では、本来犬がスムーズに消化吸収出来る肉をメインに配合したドッグフードはとても体に優しい食事といえるでしょう。
ドッグフードを与え始める時について
体調によっては病的でないまでも軟便が続く、便の量が増えたという変化も見られます。
便秘や軟便が数日で収まる場合は一過性の症状であり問題はないでしょう。
国内ドックフードには穀類が入っている事が多い
実は、国内で一般的に市販されているドッグフードにはほぼすべて穀類が配合されています。
この穀類はすでに人間の可食部位を取り除いた後なので栄養素はほぼ残っていない状態で、食事として接取しても愛犬の体内を通りすぎるにすぎません。
通りすぎる過程で腸内の宿便から水分を吸収し、便が排泄される時に便を硬く凝固させます。
肉類メインは愛犬の便が固くなりにくい
しかし肉類メインのドッグフードや穀物不使用のドッグフードの場合、この水分吸収の役目を果たす成分の量が少ないので便がやわらかい状態で排出されます。
この変化は、愛犬の健康状態が改善され、体質改善が進んでいる過程であると考えて問題はありません。
健康な犬の便は柔らかく、バナナのように一本につながった形状をしているのです。
肉類メインのドッグフードまとめ
愛犬の健康や小型犬の偏食やアレルギー対策と考えてドッグフードを選ぶ時は、ぜひ肉をメインに配合した製品を選んであげましょう。
若く健康なうちから内臓機能に負担を掛けずに生活が出来ていれば、将来きっと愛犬の健康に結果が反映されるでしょう。

ドッグフードの選択で悩んでいる方は参考になると思います。
犬本来の特性に合わせた愛犬のために作られたドッグフード。
→モグワンのドッグフードに決めた理由