散歩に行きたがらない犬の心理としつけ
犬といえば散歩が大好きで散歩に行かないとストレスが溜まってしまうとたびたび耳にします。
でも中には散歩が嫌いで行きたくないとアピールする犬もいるでしょう。
散歩よりも室内で過ごす時間の方が格段に楽しそうにも見えることもあります。
こんなタイプの愛犬には散歩はいらないのではと思ってしまいますよね。
散歩に行きたがらない犬はどんな気持ちなのか知ることが、正しいしつけの第一歩になります。
このように、無理なく散歩を楽しめるように工夫してあげることが大切です。
今回は犬が散歩に行きたがらない理由と対処法について考えてゆきましょう。
目次
散歩に行きたがらない犬の心理
嫌がる犬を無理やり散歩に連れ出してもストレスがたまる一方です。
中には足を突っ張り歩きたくないとアピールしたり、抱っこをせがむ愛犬もいるでしょう。
犬が散歩に行きたがらない理由は様々ですが代表的なものは下記が当てはまります。
それぞれの理由ごとに正しい対処法を講じてゆきましょう。
決して散歩を生活の中から除外することはできません。
愛犬に合った解決策を見つけることが大切です。
屋外に恐怖や苦手意識を感じ散歩に行きたがらない場合
臆病で神経質な性格や他犬に無駄吠えをしてしまう犬や、家族以外の人間にまるで無関心で無愛想な態度を示す犬がこのタイプに当てはまります。
散歩に行きたがらない心理は屋外が危険に満ちていると感じているからです。
たとえ家族が一緒でも背後から敵が近づいてくるのではと常に過敏に警戒をしています。
当然このような心理状態では気分よく歩くことはもちろん安心してトイレを済ませることもできないでしょう。
散歩は短時間でOK!楽しく過ごせる方法を考えたしつけを
愛犬のこのような心理はもって生まれた性格であることはもちろん生後間もない時期の社会化経験不足も多いに関係しています。
即効性のある解決策やしつけ方はありません。
今後は愛犬の心理を理解したうえで愛犬にとってベストな方法を考え実践してゆきましょう。
例えば散歩の時間は短く変え、その分公園やドッグカフェに出かける機会を作るという方法もあります。
愛犬が他犬を怖がり、しっぽを丸めてしまう時は抱っこをしたり、優しく声をかけ撫でてあげてもいいでしょう。
散歩中に恐怖や警戒を抱く必要がないと愛犬が感じてくれることで徐々に散歩嫌いも軽減されてゆきます。
散歩はもちろん自力で歩かせることが理想的ですが、このようなタイプの愛犬には下記の方法もオススメです。
足腰や関節に痛みや不調を感じている場合
愛犬が散歩に行きたがらない時、無理に連れ出したり甘やかしていけないと考え時間がかかってもこれまでと同じ散歩ルートを歩かせていませんか?
散歩を嫌がる愛犬の心理は必ずしも怠惰や甘えばかりではありません。
中には足腰関節に辛い痛みを抱えている場合もあります。
特に下記に当てはまる場合はもう一度愛犬の様子をよく観察してみてあげてください。
元気だった子犬のころに決めた散歩ルートをシニアになってからも同じように歩かせるのは愛犬にとってつらいことにもなります。
愛犬がなぜ散歩にいきたがらないのかをもう一度考えてみてください。
健康上の理由で散歩にいきたがらない場合のしつけ方
しつけと聞くと愛犬に指示を出し時に厳しく接するイメージがありますが実際にはそうではありません。
健康上の問題をかかえている愛犬が散歩にいきたがらない場合のしつけは、愛犬に新しい散歩のルールを教えれば十分です。
散歩ルートを短縮し新たなルートを教えたり、途中までペットカートに乗せる方法もいいでしょう。疲れた時は無理をせず休むこともOKだと愛犬に教えます。
決して叱らずに無理をさせないことを優先しつつ散歩習慣が続けられるように愛犬にしつけを教えてゆきましょう。
子犬が散歩にいきたがらない心理と子犬ならではのしつけ方
家の中では元気いっぱいに走り回る子犬でも一歩屋外に連れ出すと硬直してしまいまるで歩いてくれないというケースがあります。
でも子犬の場合、散歩にいきたがらないからといって散歩を中断したり、自宅で過ごす時間を伸ばすのはしつけの面からみて逆効果です
子犬が散歩にいきたがらない心理は、家中の方が安全であり自分専用のテリトリーだと実感しているからです。
屋外には自分の知らない場所や臭いや存在がたくさんあって、それらの恐怖も感じています。
これらを1つ1つ経験し恐怖を抱く必要がないことを子犬が学ぶことで次第に散歩嫌いも軽減されてゆくはずです。