ドッグフードで涙やけする食事要因と対策
愛犬の涙やけに困っている飼い主さんいませんか?
外見上の問題はあるのせよ、病気といえるほどの問題でもなく、日常生活支障が無いようにも思えます。
ここではドッグフードと涙やけの関係性についてまとめました。
目次
犬の涙の役目と涙やけ
本来の涙は無色透明で、被毛が多少湿る程度。
以下の犬種は目が汚れやすく涙の量も多くなりがちです
涙やけとはどんな状態?
涙の筋が茶色く被毛を変色させ、目の下から鼻筋にかけて広い範囲が変色してしまう場合もあります。
目の下の部分が涙で濡れた状態が続くと、涙の成分が変色を促してしまいます。
これを涙やけと言われます。
このような涙やけには、専用のローションで汚れをふき取る方法やシャンプーでこまめに洗い流すという対処法が一般的ですが、被毛の表面的な汚れを取り除く程度では根本的な解決には至りません。
涙とドッグフードの関係
実は、過剰なまでに多い涙や涙やけの原因は、食事が関係している場合があります。
市販のドッグフードには原材料の風味づけに動物性油脂が多用されています。
食肉を加工する工程で生じた肉片や脂肪を溶解し、ドッグフードに吹きかけています。
油脂の過剰摂取が引き起こす?
人間も油っこい食べ物ばかりを食べていると皮脂の分泌量が増えたり、体臭が強くなることがあるのと同じ症状です。
犬の場合、野生環境下での食事を考えてみましょう。
獲物を捕まえ食べる時に摂取する脂肪の量は、その獲物に見合った量に限られます。
加工された食べ物はバランスが崩れる?
しかしドッグフードに加工された場合、配合されている肉の量と脂肪のバランスが崩れていて、本来摂取すべき脂肪の数倍もの量を接取する事になります。
つまり一度の食事で脂肪分だけが突出して多く接取されるのです。
このような状態は特に小型犬に多く見られます。
小型犬は食欲が不安定になりがちで、好き嫌いが激しい事が多く見られます。
なんとかドッグフードを喜んで食べてもらうには、油脂を過剰に添加し、強い風味を付ける方法がとられるからです。
愛犬の涙やけと同時に起こる不調の数々
涙やけが重度な場合、実は体の他の部位にも不調が起きている可能性があります。
多く見られる症状は、外耳炎、脂漏症、指間炎などです。
これらの症状は、垂れ耳、体質、ストレスだからと原因を考えられる事も多い症状ですが、実はすべて同じ原因でつながっている場合があります。
涙やけにより皮膚の薄い部位から排出されるもの
愛犬が食事から接取した脂肪分が必要以上に多く、体外へ排出する場合、皮膚の薄い部位からの脂肪分が排出が目立ちます。
目の際や耳の内側、足の指の間、毛穴などです。
皮脂の排出が起こると同様にべた付きが起こります。
耳であれば黒い汚れが内部にたまり、お手入れをしても直ぐにまた汚れが溜まります。
指をいつも気にして舐めてしまう犬も同様です。
高齢になってくると皮脂が現れやすくなる
被毛は健康な状態であれば軽く根元が立ち上がっているものですが、触れた時にべた付き感がある、被毛の根元がべたっと寝てしまっている場合には皮脂の過剰分泌が起きているサインです。
若く健康なうちはこれらの症状が起きても日常生活にはさほど違和感がないものです。
涙やけを改善したい場合の食事の選び方
愛犬の涙やけを食事療法で改善するには、今食べているドッグフードのパッケージに記載されている成分表示欄を確認しましょう。
成分表示欄に脂肪分の配合比率が記載されています。
新たに切り替えるドッグフードはこの脂肪分の配合比率がより低い製品を選びます。
動物性タンパク質と脂肪について
動物性タンパク質も脂肪を含んでいるので、症状によっては動物性タンパク質の比率もより低い製品を選ぶ事も必要です。
人間用食材を上手に取り入れる事でも余分な脂肪分のカットに繋がります。
特に魚は脂肪分が少なくおすすめの食材です。
愛犬の体質改善は数か月以上が必要
愛犬の体質を内面から変えるには、数か月かかります。
速効性の無い方法ですが、非常に安全で、愛犬にとって負担の少ない方法ですから焦らずに付き合ってあげましょう。
ドッグフードと涙焼けの関係まとめ
目の下の部分が涙で濡れた状態が続くと、涙の成分が変色を促して涙やけになってしまいます。
ドッグフードや食べ物と関係あり、主に動物性油脂が関係しています。
嗜好性やメーカーのネームバリューで製品を選んでしまう事の無いように、しっかりと原材料、成分表示を確認してあげましょう。
食生活を見直す事で、長年の悩みであった涙やけを解決出来る場合もあるので、ぜひ取り組んであげましょう。
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