ドライタイプの特徴

ドライフードはますます高品質化が進み、無添加は今や当たり前。
原材料はヒューマングレード(人間が可食出来るレベルの安全性)、穀類不使用と様々な工夫がされています。
栄養バランスの整った便利な食事だからこそ、その特徴をしっかりと理解しておく必要があります。
目次
ドライタイプのドッグフードの特長
ドライタイプのドッグフードの特長といえば
という点が何よりのメリットです。
その一方で
という声もあります。
品質の種類や品数も豊富
ドライタイプのドッグフードは、品数も豊富で様々な品質の製品が発売されています。
数ある製品の中から、いかに安全で信頼出来る製品を選ぶかが大切だといえるでしょう。
その為には、ドライタイプのドッグフードを購入するときは
という項目を心掛けておきましょう。
含有水分量が10%未満が理想
ドライタイプのドッグフードの場合、開封後に日本の高温多湿な環境で品質を保持する為には、成分表示欄に記載の含有水分量が10%未満である事が望ましいとされています。
この点も製品を選ぶ時に合わせて確認が必要です。
開封後は、空気と触れ合い酸化する事で、品質の劣化が進みます。
開封後は極力酸素に触れる機会を少なくするために、一週間程度で使い切れる量に小分けで保管する事が理想的です。
ドライタイプのドッグフード与える時の注意点
犬が健康な体を維持する為に絶対的に必要な栄養素を「必須栄養素」と言います。
この項目の中には「水」も含まれています。
ドッグフードのパッケージに記載されている給与方法を確認すると、適量のドッグフードと水と記載されています。
この水という表記には、日中いつでも飲めるように器に入れ置かれている水とは別の意味があります。
人間や野生の状況での口にする食べ物の水分は多い
しかし、私達が日常的に口にしている食事や犬が野生の状況で口にしている食べ物には60~70%もの水分が含まれています。
本来食事にふくまれているべき水分を補充し接取させたうえで、日中はいつでも水分を接取出来るようにしてあげて初めて健康を維持出来るのです。
しかし、犬はたとえドッグフードの隣に水の器をおいても一気に飲み干すことはありません。
その為、慢性的な水分接取量不足を引き起し、新陳代謝の低下や便秘といった健康上の不調が起こります。
新陳代謝や便秘を引き起こす事への対応
この課題を改善するためには、
という方法がお勧めです。
犬は食事をする時、自分の舌をスプーンの様に使用します。
その為ドッグフードと水が同じ器に入っていれば選び分けする事なく一気に完食してくれます。
特に老犬の場合、新陳代謝の低下や慢性的な便秘は身体に相当な負担となってしまいます。
ぜひ、このような工夫をしてあげましょう。
ドライフードは歯磨き効果がある?
ドライタイプのドッグフードをふやかして与える方法は、子犬の時期に限った事と思われがちですが、実は成犬にも大変有効な方法です。
ドライタイプのドッグフードを食べる時に以下の説があります。
犬は食べ物をかみ砕く習慣はない
そもそも<犬には人間のように食べ物を噛み砕くという習慣がありません。
その為、飼い主が期待しているような歯磨き効果は難しいのです。
犬は自分の口に収まる大きさの食べものであれば、噛み砕かずにそのまま丸呑みし、時間をかけて消化します。
口に入りきらない食べ物であれば、引きちぎるという方法を取ります。
つまり、ドッグフードをドライのままで与えるという事よりも、ふやかした状態で与えた方が、消化吸収がスムーズになり、胃腸への負担軽減効果もあります。
犬は唾液で歯を洗い流す
犬にとっての歯磨きは、自分の唾液で歯の表面を洗い流す事です。
このように犬に食べ方を理解すると、ドッグフードの正しい与え方がわかりやすくなるでしょう。
まとめ
ドライタイプのドッグフードは、愛犬の健康を考え、必要な栄養をバランス良く配合した優秀な食事です。
良質な製品を選び、上手に活用していきましょう。
また、与え方をもう一度見直す事でより愛犬の健康に配慮した食生活にしてあげる事が出来ます。