ドックフードの危険な甘味の名前と影響

ドッグフードには様々な添加物が配合されています。
その中には甘味の成分もあり、驚かれた方もいるでしょう。
犬の味覚に関する研究が進む中で、犬の舌は甘味を感知する機能がある事が明らかになっています。
犬は甘味をうまみと認識し、喜び、食欲が刺激されるので、この成分を添加し、嗜好性の高いドッグフードづくりが行われています。
しかし人工的に添加した甘味は、犬の健康に様々な弊害をもたらすことも明らかになっています。
ドッグフードに甘味が配合される訳
ドッグフードに甘味が配合される理由とはどのような理由があるのでしょうか?
犬は以前は味覚がないとされていたり、苦みだけは感知出来るとされていたり、その舌の機能については様々な研究がされていました。
犬の味覚の研究はドッグフードの開発に多いに関係しています。
ドッグフードを飼い主が選ぶ理由に愛犬の好みが挙げられます。
どんなに高額なドッグフードを購入しても、愛犬が食べてくれないとなれば、リピート買いにはつながりません。
その為、どうすれば犬が喜び、勢いよく食べてくれるのかをメーカー各社が研究しています。
以前は、ドッグフードには塩を配合される事が多々ありました。
塩を配合すると風味を強く感じる、常習性が起きるなどの効果があり、簡単に嗜好性を高める事が出来ると重宝されてものです。
でも、次第にメーカー各社の競争が激しくなる中で、味の濃い製品が増え、塩の過剰利用で腎臓や尿路疾患が多発し、次第に塩を配合した製品への警鐘が鳴らされるようになると、次の手として甘味の配合が行われるようになりました。
ドッグフードに配合される危険な甘味の名前
ドッグフードに配合されることの多い甘味の成分の名前を知っておくと、ドッグフードを選ぶ時のチェック項目とする事が出来ます。
甘味といっても人間のように砂糖という単純な名称では記載されていません。
砂糖と記載すればたとえ身近な食材であっても虫歯や肥満を警戒し、飼い主は購入を見送ります。
その為、ドッグフードに配合されている甘味は、別の名称で記載されています。
ドッグフードに配合される事の多い甘味の名称は
などです。
ソルビドールは人間用食品に使用されることもある成分です。
砂糖に比べカロリーが低いので、代替品としてダイエット用食品に使用される事の多い成分です。
具体的な有害性は公表されていませんが、過剰摂取を理由に人間が死亡した例もあるので、決して無害とはいえないでしょう。
また砂糖に比べカロリーが低いとはいえ、犬に無害というわけではありません。
犬が本来の食性にあった生活をしている場合、人工的な甘味を接取する事はありません。
ビートパルプという成分は、安価なドッグフードに頻繁に配合される成分です。
ビートとはサトウダイコン(甜菜:てんさい)の意味です。
この素材を絞る事で砂糖を抽出する事が出来ます。
抽出した砂糖は人間用加工品として使用されます。
搾りかすを粉砕し、粉末にした素材がドッグフードの肉の量増しに使用されます。
搾りかすといっても多少の甘味が残っているので、甘味成分として活用されます。
一見天然素材で安心かと思える成分ですが犬は本来この素材を接取する食性をもっていないので不要といえるでしょう。
同様にコーンシロップも、天然の成分ではありますが人工的に加工された状態では、犬に過剰な甘味を与える原因になります。
ドッグフードに配合される甘味の影響
ドッグフードに配合されている甘味は、犬の嗜好性を高める役割を果たしていますが、その反面様々な健康被害ももたらしています。
人工的な添加された甘味によって刺激された食欲は、犬本来の健康状態の判断を誤らせてしまうこともあります。
甘味として多用されるビートパルプは肉の代用品として量増しに使われています。
この成分がアレルギーの原因となる事は明白で、最近では使用しない方向で製造をするメーカーも増えています。
同様にコーンシロップもアレルギーの原因になったり、粘着性が高いので歯の表面に残留し虫歯などのトラブルの原因にもなります。
これ以外にも甘味を原因とする不調は多々あるとされていますが、様々な添加物が配合されている事で、原因の特定が曖昧になっているのもドッグフードの実状です。
まとめ
ドッグフードに配合されている甘味は、愛犬に様々な不調をもたらします。
愛犬には体調、年令、体質にあった本来の食欲があるので、無理に添加物でコントロールする事は危険な行為であることを十分理解しておいてあげましょう。