愛犬とビタミンの知っておくべき関係性
愛犬も人間同様にビタミンは必須栄養素。
日々の食事から必要量をバランスよく接取する事が健康で長生きをするための秘訣です。
犬は体内でビタミンCを生成できますがその量は、一日の必要量の1/10程度とごく僅かな量です。
その為、体内で生成する分だけでは到底ビタミン不足を起こしてしまい、食事から接取する必要があります。
ここでは愛犬の身体とビタミンとの関係性についてまとめました。
目次
ビタミン不足で起こる愛犬の健康トラブル
愛犬の不調を感じたら、その原因がビタミン不足や栄養バランスの乱れである事を考えてあげましょう。
ビタミンが不足してしまうと以下の症状が起こることがあります。
ビタミン=果物を思い浮かべがち
犬達も甘い果物が大好物です。
しかし、果物に含まれる果糖は非常にカロリーが高く、少量であっても頻繁に与える事で肥満や虫歯の原因になります。
果物の風味に慣れてしまうと、食の細い小型犬の場合ドッグフードを食べないという問題も生じます。
その為、果物を安易にビタミン不足の対策に用いる事はお勧めできません。
適度な運動をし、適正体重を維持する事を意識すると、薬剤に頼る事なく健康的に体質改善をする事が出来るでしょう。
ドッグフードだけではビタミン不足になりがち
ビタミンという栄養素は、健康を維持する上で欠かせない重要な存在です。
野菜やくだもの、肉などに含まれ身近な存在です。
このビタミンは水溶性で加熱する事で消滅してしまうという性質があります。
例えばビタミンが豊富なブロッコリーを水洗いする事、鍋でゆでる事、加熱調理する事で大半のビタミンは消滅してしまいます。
その為、一日に必要な量のビタミンを接取するには、想像以上に大量に食べなければならないのです。
ドックフードは高温加熱処理される場合が多い
愛犬の食事の場合、ドッグフードを加工する段階で、高温で加熱処理がされます。
当然肉や野菜に含まれているビタミンは製品が完成するまでにほぼすべて消滅しています。
しかしどの程度のビタミンが残っているのかは、なかなか飼い主である私達には把握が出来ない事です。
特に酸化防止剤が含まれるドッグフードなどに多い傾向にあります。
愛犬のビタミンの効率的な接取方法
犬が効率的にビタミンを接取するためには以下の食材からの接取がおすすめです。
レバーを与えるのはいいの?
野生の環境下で暮らすオオカミや犬がビタミン不足に陥らなかった原因は、獲物を食べる時に肝臓(レバー)も食べていたからです。
その為、現代の犬のようにビタミン欠乏症に悩むこともサプリメントなどを考える必要もなく過ごす事が出来ていました。
レバーを犬に与えてはいけないという情報を耳にした事がある方もいるでしょう。
これは「過剰に」という言葉を捕捉し捉える必要があります。
自宅で出来る愛犬のビタミン摂取方法
家庭で出来る事といえば、ドッグフードのトッピングは市販の缶詰を使用し、嗜好性だけを高めるのではなく以下の方法がお勧めです。
食事全体のバランスを考えよう
野生で暮らす環境で、獲物を手に入れた時、その獲物から接取出来るレバーの量はごく僅かです。
愛犬の食事は特定の栄養素だけに特化して過剰に与えるのではなく、食事全体のバランスを考える事も大切です。
その上でバランスを考えましょう。
愛犬とビタミンの健康まとめ
犬には健康を維持する上で日々の食事から接取しなければならない必須栄養素というものがあります。
この必須栄養素が不足したり、バランスが崩れてしまうと様々な不調を引き起します。
特にビタミンは愛犬に欠かせない栄養素です。
レバーや野菜など日々の調理の活用する機会の多い食材を愛犬にもおすそ分けしてあげるとよいでしょう。
愛犬には個体差がある
市販のドッグフードの場合、原材料表示にビタミンが記載されていても、犬の体質には個体差があり必ずしも愛犬の必要量を満たしているとは限りません。
また犬は微量ながらも体内でビタミンを生成する事が出来ますが、その機能は年齢と共に低下し、シニアと呼ばれる頃になるとほぼ期待できない程度にまで減少してしまいます。
愛犬の体質や症状に応じて、ビタミンうぃバランスよく接取出来るようにお手伝いする事をおすすめです。