ウェットフードタイプ(缶詰食)のドッグフードの特徴
ウェットタイプのドッグフードとは缶詰の事を意味しています。
缶詰食は嗜好性が高く、素材そのままの食感を楽しめるという特徴があり、愛犬のご褒美に多いに活用している方も多いでしょう。
→ペットフード協会でも幾つか分類されています
しかし、缶詰食を与える事に健康上の不安を感じる事もあります。
缶詰に関する基礎知識、疑問を解消し愛犬の健康をしっかりと考えてあげましょう。
目次
ウェットタイプのドッグフードの特徴
ウェットタイプのドッグフードの特長といえば以下の通りです。
特に小型犬の場合、好き嫌いや食欲のムラがある事が多いので、一食食べきりサイズで、毎食異なる食事を用意出来るウェットタイプは大変重宝するでしょう。
しかし、一概にウェットタイプのドッグフードといってもその種類は様々な項目を検討する必要があります。
きちんと成分を吟味してドッグフードを選ぶ必要があるのです。
そして成分と価格は関係していると思います。
安価なドッグフードとコーティング処理
安価な点がセールスポイントとされているウェットタイプを購入する場合、缶詰容器や原材料、また添加物について理解しておく必要があります。
一般的に人間用の缶詰の場合、長期間の保存でも品質が劣化しないように缶詰容器内部にもコーティング処理が施されます。
缶詰容器の成分が溶けだし、食材に混入しないよう工夫がされています。
特に海外から輸入されている製品にこの特徴が多く見られます。
しかし、化学的に加工した強い風味でこの異物臭がかき消されてしまい、開封時にさほど不快に感じる事はありませんが決して愛犬の健康に好ましいとは言えません。
原材料についての真実
肉は加熱すると変色し、灰色に近い色になります。
しかしウェットタイプに製品化された肉は、生肉のような鮮やかな色と強い風味が残っています。
この加工は着色と合成の風味を添加しているという意味です。
このような化学的な調理方法を施されているので、犬は本能的に新鮮な食事だと勘違いをし喜んでしまうのです。
購入時に価格をチェックしてみる
もしウェットタイプの製品と同量の肉をスーパーで購入した場合、どの位の価格差が生じるかを一度考えてみましょう。
たとえ犬用といってもあまりの価格差に驚く事でしょう。
そこは勘違いはしないように気を付けたい所です。
→格安ドッグフードの成分と影響についてのまとめ
ドッグフード与える時の注意点
ウェットタイプのドッグフードを与える時はこの2つが大事です。
ウェットタイプのドッグフードには、規定量与える事で食事として十分な栄養バランスが整っている製品とあくまでもトッピング、ドライフードの風味づけの役割の製品とがあります。
治療の一環としてウェットタイプを与える事も
動物病院では、治療の一環としてウェットタイプのドッグフードを処方する事があります。
この製品は病中病後の栄養補給を前提としているので、市販されている製品よりも嗜好性が高く、大抵の場合喜んで食べてくれるでしょう。
しかし、この製品はあくまでも<獣医師の指示の元、一時的な使用を前提としています。 どんなに愛犬の好物であっても、必要以上に長期間与え続ける事のないように注意が必要です。
ウェットタイプは虫歯になる?
ウェットタイプのドッグフードを与える事で虫歯になる、歯垢がつきやすくなるという声があります。
これはウェットタイプのフードに含まれる過剰な添加物が理由です。
犬は本来歯磨きをしないものです。
その代わりに自分の唾液で歯の表面の汚れを洗い流しています。
歯の表面に残ったゼリー状の成分に食べ物の汚れが付着し、次第に歯垢や歯石になるという悪循環が起きてしまうのです。
おすすめの愛犬の虫歯対策
愛犬の好みや歯の状態、年齢からウェットタイプのドッグフードが欠かせないという事情がある場合は、以下の方法をオススメです。
犬それぞれによって唾液の量や洗浄力は異なるので、同じ食事をしていても歯の汚れ具合は異なります。
日ごろから定期的に愛犬の歯の状態を気にかけてあげましょう。
ウェットタイプのまとめ
愛犬の好き嫌い、食欲のムラ、加齢による食欲減退など様々な食事に関するお悩みの解決にウェットタイプのドッグフードは欠かせない存在です。
ただ全てが良いわけではなく値段と成分をしっかり把握して、愛犬に良いドックフードを選びたいものです。
最近では良質な原材料で、安全性の高い製品もたくさん発売されているので、上手に活用し愛犬の食の御悩みを解決していきましょう。