チベタンスパニエル
チベタンスパニエルについてのまとめページです。
警戒心が強くて吠えやすい傾向もありますが、家族にはとても懐いてくれます。室内でボール遊びなどの運動も喜びます。
英語表記 | Tibetan Spaniel |
原産国 | チベット |
平均体重 | 4.1~6.8kg |
平均体高 | 25.4cm前後 |
体型 | 小型 |
色の種類 | ブラック、ゴールド、レッド、フォーン、ブラック&タンなど。その他にもあらゆる毛色がある |
目次
性格・魅力
チベタンスパニエルは友好的で愛情深い性格ですが、それは概ね家族に向けられるものです。警戒心が強いので家族以外の人にはなかなか心を開かない傾向にあります。
ただ家族に対してはとてもフレンドリーで愛嬌を振りまくので、飼い主側はそのギャップが可愛らしく感じるでしょう。
狆(チン)に良く似た顔立ちで、鼻ペチャの顔が好きな方は何とも可愛らしく感じるでしょう。また全身柔らかい毛で覆われていますが特に尻尾がフサフサで羽毛のように見えるのも可愛らしい点です。
歴史・起源
チベタンスパニエルは歴史のある犬種で、1000年以上には存在していたと言われています。原産国であるチベットの僧院では仏の変身である獅子に類似していることから、大切に扱っていました。
その後1898年にヨーロッパに持ち込まれましたが、20世紀中頃までは数が少なく希少な犬種でした。現在は数が増え、日本にいる子も多くなってきています。
また狆(チン)の祖先という説もあります。
外観・お手入れ
シルクのような艶やかな毛を持っているため、優雅さを醸し出しています。高い位置に付いた尻尾も特徴的で、尻尾を振るとユラユラと羽毛が揺れているように見えます。
ダブルコートの長い毛ですがブラッシングは週に2回ほどで大丈夫です。ブラシとコームを使って行えば、抜け毛が取れる上にツヤも出ます。とはいえ、小型犬なので少量の抜け毛で済むと思います。
シャンプーも月に1回くらいで大丈夫でしょう。
運動・散歩
チベタンスパニエルは小型犬のため、それ程たくさん運動する必要はありません。1日50分から1時間程度の散歩を、2回から3回に分けて行くと良いでしょう。
庭がある場合は、庭で遊ばせるだけでも相当な運動量になります。室内ではボール遊びなどをして、遊んであげると良いでしょう。屋内や庭での運動だけでも事足りるので、毎日散歩に行くのが難しい方にも向いているでしょう。
気質
人よりも犬の立場が上になるとしつけがしにくくなるので、はじめのうちから毅然とした態度で主従関係をわからせ、しつけを行ってください。ただ飼い主に従順なので、きちんとしつけができればベストパートナーになるでしょう。
チベタンスパニエルは吠えやすい傾向にあります。特にこの犬種は家族以外の人や動物に警戒心を露わにするので来客時などに吠えることが多いでしょう。集合住宅で飼う場合は、無駄吠えをしないようにしつけを徹底する必要があります。
一緒に生活する中のしつけや注意事項
チベタンスパニエルは家族以外の人に吠えたり攻撃的になったりすることが考えられるため、吠えない訓練や来客時はケージに入れるなどの訓練を行うと良いでしょう。
ただ明るくてしつけも遊びだと思うところがあるので、何度も繰り返し覚えさせましょう。はじめに主従関係をしっかりすれば、少し時間がかかってもきちんと覚えてくれます。
また耳が垂れているので、耳のケアは小まめに行ってください。繁殖することを考えている場合は、発情期が年に1回と他の犬種とは違うので覚えておきましょう。
健康・気を付けたい病気
チベタンスパニエルについての詳しい情報をご紹介しています。
膝蓋骨脱臼
後ろ足の膝蓋骨がずれて、内外へ外れる病気です。チベタンスパニエルのような小型犬がかかりやすい傾向にあります。初期の頃は気付かないことが多いのですが、進行するにつれて足を上げて歩くようになります。
症状
症状は4つのグレードに分けられます。初期の段階では膝が外れてもすぐに元通りになりますが、グレードが上がるにつれて状態が悪化し最悪の場合は膝が曲がったままになります。そのような状態になる前に、初期段階で治療することが大切です。
対策・予防
フローリングは足や膝に負担がかかるので、ジュータンやマットなどを敷いて負担がかからないようにしてください。階段がある場合は、階段にもマットを敷きましょう。
また膝に負担がかかるだけでなく骨折にも繋がるので、高いところから飛び降りないように十分気をつけてください。
短頭種気道症候群
チベタンスパニエルのような短い鼻の犬がかかりやすい呼吸器系の病気をまとめて短頭種気道症候群と呼んでいます。鼻の構造上、興奮したときや暑いときなどに呼吸困難になりやすいと言われています。
症状
興奮したときや暑いときに、呼吸が激しくなります。ひどいときは呼吸困難になって泡を吹くこともあります。寝ているときにいびきをかくこともあるので、わかりやすいでしょう。
年々症状が悪化すると言われているので、気が付いた段階で医師に相談してください。
対策・予防
1年中室温には気を配る必要がありますが、特に暑い日が続く夏は注意が必要です。また肥満になると呼吸器系のトラブルになる確率が高くなるので、太らないように気をつけて食事やおやつを与えることが大切です。
チベタンスパニエルと生活している有名人
現在は芸能人の方は確認できず。
まとめ
チベタンスパニエルに関する情報でした。