ドッグフードの危険着色料の名称と影響
格安の営利目的で作られるドッグフードにはカラフルに着色されている場合があります。
缶詰の場合は新鮮な肉の赤い色、真白なささみの色などジャーキーも美味しそうな肉の色をしています。
ここでは主なドッグフードの危険着色料の名称と愛犬への影響についてまとめています。
目次
ドッグフードに着色料が配合される理由
ドッグフードが着色され始めた理由は、単に外見をよく見せる事で購買意欲をそそる事が目的です。
日本で最初に発売されたドッグフードは茶色の粒で、原材料である雑穀の色によく似ていました。
テレビCMにより一気にドックフードが普及する
その後、テレビCMで大々的に海外のドッグフードが紹介されます。
驚くほどの嗜好性の良さと鮮やかに着色された製品は非常に大きなインパクトがあり、ドッグフードの普及が一気に加速しました。
当時はドッグフードに関する法整備もまだまだ途中の段階。
この考え方が見直され、犬の健康を第一に考え着色料を使用しない事が良しとされるようになるまでには、10年以上の年月を必要としました。
ドッグフードに配合される危険な着色料の名前
ドッグフードの原材料に配合されている肉や魚は製造工程で高温で加熱するとすべて灰色に変色します。
水分を完全に取り去るほどの高温で加熱するには、真っ黒に近い色になるまで加熱をつづけます。
この状態に変色した素材を、肉本来の赤い色、おいしそうに見える色に加工するには着色料が使用されます。
これは缶詰やジャーキーといった製品でも同様です。
少しずつ犬の健康被害をもたらすことに
ドッグフードに使用される着色料の量は非常に微量ですが、長年にわたって与え続ける事で体内に蓄積され、犬に健康被害をもたらします。
具体的に危険な成分として名前があがる着色料は以下になります。
これらの成分がドッグフードに配合されている場合、必ずパッケージの原材料表記欄に記載されています。
愛犬に避けたほうが良い添加物について詳しく掲載しています。
→知らなければいけないドックフードの添加物
しかし中には上記の名称ではなく製品の品番を記載するメーカーもあります。
飼い主に知識がないと解らない
その為、飼い主としては同一成分なのか、危険性があるのかと判断に迷うものです。
このような場合、食べ物を着色する事自体必要のない事だという大原則に立ち返ってみましょう。
どんなに名称が変っても、新しい成分が使用されても着色自体不要と考えておけば、危険な製品を選ばずに済むからです。
ドッグフードに配合される着色料の影響
ドッグフードに配合される着色料の中には海外では法律で使用が禁止されている成分もあります。
しかし日本と海外では安全基準に関する法律が異なるので、日本では合法で使用出来る成分もあります。
実際に影響される身体症状
ドッグフードに配合される着色料が犬にもたらす影響は様々あります。
これらの不調が起きた時、日々の食事に原因がある、その中でも着色料に原因があると考える事はなかなか難しいでしょう。
大抵の場合、愛犬の体質や加齢とその原因と考えてしまいがちだからです。
酸化防止剤や人工甘味料など愛犬に良くない成分が含まれる結果、健康被害が生まれます。
少しずつ蓄積される事を認識すること
着色料が配合されているドッグフードを与えても、このような健康被害がすぐに出る事はありません。
数年もの長い年月をかけて、体内に蓄積される事で症状が起こるからです。
中には、親犬を通じて子犬にまでその影響をもたらす成分もあるほどです。
犬の視覚では、カラフルに着色されたドッグフードを認識する事は出来ません。
余分な着色よりも、長年健康でいられる事を優先と考えてドッグフードを選んであげましょう。
危険着色料の名称と愛犬への影響まとめ
ドッグフードに配合される添加物の危険性が着目される中で、着色料はつい見逃されてしまいがちです。
カラフルに着色してある事、おいしそうな肉の色をしている事が犬への心遣いだと誤解されてしまうからです。
犬の健康に好ましくない上に、健康上必要な成分ではありません。
ドッグフードを購入するときは、着色料の使用を確認し、安全、安心な製品を選んであげましょう。